毎年1月中旬頃からテレビの天気予報コーナーでスギ花粉の飛散量の予測が毎日のように伝えられています。
春になるとスギ花粉が飛散する映像が必ず流れ、花粉症でなくても鼻がムズムズしてしまいますよね。
スギ花粉症を患っている人は4人に1人、推定3000万人以上と言われています。
2017年のスギ花粉の飛散量は花粉の多い表年になるのか、少ない裏年になるのか飛散量の予測と対策をご紹介します。
東海、西日本地域は要注意!!
2016年は暖冬だったのを覚えていますか?暖冬と言われていても、冬はそれなりに寒いのですが雪が少なかったり氷点下になる日が数える程度だったりと僅かな違いを感じた人も多かったと思います。
暖冬だったため、スギ花粉はなんと!1月から飛散スタートしていました。
例年通りならば2月頃から飛散が始まり4月下旬には少なくなっているのですが、
2016年はとくにピーク飛散もなくだらだらと4月以降も花粉を飛ばしていたので、いつまでも花粉症の症状が続いて辛かったのではないでしょうか?
日本気象協会が発表している花粉飛散予測では、2月上旬から九州北部、中国・四国・東海の一部から飛散が始まるそうです。
そして、気になる飛散量は九州、四国、近畿地方は飛散量が非常に多い。
中国・東海地方では多く飛散北陸地方ではやや多く飛散関東・東北・北海道ではやや少ない飛散と予測されています。
花粉症の症状が出てしまうと民間療法では効果が期待できなくなってしまうので、
飛散が始まる前の1月から花粉症対策をする事をオススメします。
また、対策と同時に是非不規則な生活リズムの改善、ストレスを可能な限りかわす、高タンパク高脂肪な食事を避けておくと更に効果があります。
花粉症のメカニズム
花粉症になると、花粉に対してアレルギー反応を起こしくしゃみや鼻水、鼻づまりに涙でもう顔がボロボロになりますよね。どうしてこんなにも症状が出るのでしょうか?
まず、目や鼻に花粉が浸入するとリンパ球が花粉を侵入者だ!!と認識します。
すると、リンパ球は「lgE抗体」という抗体を作ります。抗体ができた後に再び花粉が体内に侵入すると、
抗体が鼻や目の粘膜にある脂肪細胞の表面にある抗体とくっつき、肥満細胞からヒスタミンが分泌され、
花粉を体外に出そうとして「くしゃみ」で花粉を吹き飛ばす、鼻水や涙で洗い流す、鼻づまりで花粉が浸入しないよう栓をするため、大変な症状が現れる訳です。
なので、花粉の飛散量に比例して症状は悪化してしまうのです。
スギ花粉についてはこちらの記事もご参考に!
花粉症対策
花粉症対策と言えば、花粉を室内に持ち込まない!これが鉄則ですよね。よく布団を外に干さない、ドアや窓を閉める事が対策に挙げられていますが、花粉飛散期間中に布団が干せないのは辛いですよね。春になると布団の上にビニールシートをかぶせて干している家庭をよく見ます。取り込んだ布団に念のため掃除機をかけて花粉を残らず吸い取ってしまいましょう!
就寝時の花粉症対策
どうしても干したいときは、花粉の飛散量が少ない午前中に。
基本的には布団を外に干さない
外に干してしまうと花粉がついてしまうので、布団乾燥機などを活用しましょう。
また、取り入れる際は花粉をはたいて、さらに布団の表面を掃除機で吸うと効果的です— YOSHI@花粉症対策室 (@kafunsyoutaisak) December 15, 2016
そして、枕元付近を少ししめらせたタオルやティッシュで拭き取ると、枕元に残っている花粉を取り除く事ができますよ。
更に、朝お風呂に入っている人は是非とも夜お風呂に入るようにしてみてください。日中身体についた花粉を布団に持ち込むと、寝ている間に花粉は布団に付着しそのまま鼻や口から侵入してしまい夜中に花粉症の症状に苦しむ事になってしまいます。是非、お風呂やシャワーは寝る前に済まし、枕周りをキレイにして快適に眠るようにしてください。
衣類に花粉を付き難くするのに効果的なのが静電気防止スプレーです。
外出前にスプレーを衣類にしておけば、静電気で花粉がピッタリとくっつくのを防いでくれます。お茶やアロマ、ヨーグルトが花粉症に効果的と言われていますが、これはあくまでも発症前に意識して摂取する事で緩和する事が出来ますが、一度発症してしまうと効果はありませんので花粉症の症状かな?と思ったらすぐに病院に行って治療開始しましょう。「初期療法」をする事で花粉飛散量最盛期に症状が軽くなりますよ。
また、ドラッグストアで買える花粉症対策の薬ですが、これは第1世代と第2世代を中心に組み合わせた薬ですが病院で処方される薬は第2世代抗体ヒスタミンより新しい薬が使われている事がほとんどなので、即効性も期待できます。
ドラッグストアだと自分で薬を選んで購入するので、私もそうですが改善しない事ありませんか?市販薬と言えども安いとは言えないので、最近では薬剤師さんに相談したり都合が合えば速やかに病院に行くようにしましょう。
REMEDY【過去記事】 花粉症対策における注射の種類と効果は?病院は何科に行けば良い? https://t.co/yJfHueEdoZ
— 奇跡を起こせ!病気は治さない! (@jhonnier8023) December 24, 2016
まとめ
年が明けて気づくと鼻がムズムズ、目が痒い感じがしたら花粉症かな?と様子を見る前に病院に行きましょう!民間療法はシーズン前から始めるのではなく、日常生活の中に常に取り入れて初めて効果が出るのだと思います。花粉症は一度なると長いお付き合いになりますよね。
花粉の飛散時期は服の素材にまで注意をしなくてはいけませんが、この時期の服はこれ!という風に専用の服装を着回しすると楽ですよね。我が家では私が2年前に花粉症のような症状が出てからはベッドサイドにはウェットティッシュとコロコロ、加湿器がスタンバイしています。病院で診察してもらって花粉症ではなく、アレルギー性鼻炎(ハウスダウト)と診断されましたが家族が花粉症にならない為の準備を毎年行っています。
是非、早め早めに予防対策して辛い春を乗り切りましょう!!