シミやニキビ跡などの色素沈着、とっても気になりますよね。
一生残るものだとしたら……と、考えただけでゾッとするものです。

でも、早めにケアをすれば、色素沈着をきれいに消せる可能性があります。
今回は、色素沈着のおさらいと、それを消すための市販薬や手作りパックについてお話しします。

色素沈着とは

色素沈着とは、文字通りお肌に色素が残ってしまうこと。
その多くは、日焼け、ニキビ跡、傷跡など、ダメージを受けた部分にメラニン色素が増加して起こります。

この色素沈着には2種類あり、一時的にできては消えるものと、ずっと残る慢性のものに分かれます。
一時的なものは、ニキビなどの吹き出物や外傷などに多く、
皮膚のターンオーバーと共に色素も少しずつ剥がれ落ち、いずれは消えてなくなってしまいます。

慢性的なものは、一時的な色素沈着が慢性化することによって起こります。
いわゆる「老人シミ」などがこの部類に入りますね。

これは、ニキビなどが同じ場所に出続けたり、アトピー性皮膚炎によるダメージ、
日焼けによってメラニン色素が生成され続け、皮膚の内側にずっととどまっている状態です。

色素沈着が慢性化してしまうと、簡単には消すことができません。
色素を残さないためには、できてしまった色素沈着をなるべく早期に消せるようにケアすることが大切です。

色素沈着を消すために必要なこととは

色素沈着をなるべく早く消すためには、自分のお肌の回復力を高め、
ターンオーバーが正しく行われるようにするのが一番の近道です。

そのために必要なのは、ゆっくり休養を取ること、栄養を摂ること。
お肌も身体の一部ですから、休養によって健康な状態に戻りますし、
お肌の材料となる栄養が不足してはいけませんよね。

お肌の修復力を高めるビタミンA、抗酸化作用のあるビタミンCやE
そしてコラーゲンの原料となるたんぱく質をしっかり摂りましょう。

そして、それと同時進行で行うスキンケアも大切です。
なるべく自分のお肌に合ったものを使い、低刺激なものを使いましょう。
化粧品は、美白成分が配合されたものを使うとより効果的です。

スペシャルケアとして、ターンオーバーを高めるためのパックなどをするのもおすすめです。

色素沈着についてはこちらの記事もご参考に♪

色素沈着を落とす手作りパックとは?

巷では、「炭酸パック」なるものがお肌のターンオーバーを高め、
きれいな肌への生まれ変わりをサポートしてくれると評判です。

この炭酸パックは、効果は市販のものほどではありませんが自作もできるようです。

【材料/1回分】

グリセリン
5g
キサンタンガム(粘りを出すために使います)
1g
精製水
20ml
重曹(食用)
5g
クエン酸
2.5g

【作り方】

  1. グリセリンにキサンタンガムをむらなく混ぜ合わせてから精製水を注ぎ、さらに混ぜる。
  2. ゲル状になったら重曹を加えてよく混ぜ、クエン酸を加える。
  3. ここでたくさんの泡が出るので、もこもこと膨らんだらすぐに顔に塗る。
  4. 塗った上からラップなどで保護し、10~20分放置してから洗い流して完了。

これが、炭酸パックの方法になります。
ネットやドラッグストアで手に入るものばかりですし、量って混ぜるだけなので簡単ですね。


試している人はこのように多く、効果も実感されているようです。
ただ、刺激が強いという意見もあるので、お肌に合わなかったら中断して下さいね。

市販薬で消すならどれを買うべき?

市販の塗り薬や飲み薬にも、色素沈着を消すと謳われているものがあります。
塗り薬のおすすめは「ハイドロキノン」という成分が配合されたもの。

ハイドロキノンは、メラニン色素を作り出すメラノサイトの働きを抑える作用があります。
少し強めの薬のためお肌への相性がありますが、正しく使えば塗り薬の中でもトップクラスの効果を発揮します。

飲み薬なら、肌代謝を高めるL-システインビタミンC、
トラネキサム酸が配合されたものが特に色素沈着に効果が高いそうです。

昔からあるハイチオールCやCMでよく見かけるキミエホワイト、トランシーノ2などがこれに該当します。

ただ、飲み薬の場合は効果が出るまでに数カ月かかるため、地道なケアが必要になりそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか、
主に、お肌に残る色素沈着のケア方法についてご説明しました。

色素沈着が慢性化しシミになると、老けて見られることが多くなってしまうという現実があります。
でも、女性なら誰でも少しでも若く見られたいものですよね。

老けて見られることを避けるためには、やはり色素沈着を起こさない、
万が一起こってしまっても慢性化する前に消せるようにケアすることが大切です。

ここでご紹介した炭酸パック市販薬などを上手に活用して、
いつまでも白くきれいなお肌を保てるようにしてみてはいかがでしょうか。