夏に頭皮がかゆいのは、いったいどうしてでしょうか。
汗をかくことが原因なのでしょうか。

頭皮は毛穴が密集しているので、皮脂が他のところよりも多く分泌されます。
皮脂は頭皮を守る役割があり、多すぎると細菌が繁殖してかゆみを引き起こしてしまいます。

また、逆に皮脂が少なすぎると、頭皮の守り機能が低下してかゆみが起こってしまうのです。

日常生活から考えられる頭皮がかゆい原因とは?

2016-01-19b

皮脂や汚れの付着
頭皮は体の中で最も皮脂量が多く、細菌が増殖しやすい環境なのです。
脂性で皮脂の分泌が多い人の場合や髪をきちんと洗えていない人の場合は、
頭皮に汚れや皮脂が溜まって細菌が増殖し、かゆみを感じるようになります。

また、汚れや皮脂が蓄積すると、毛穴が詰まって炎症を起こし、
更にかゆみが起こることがあります。

カサカサと乾燥している頭皮
頭皮を守るはずの皮脂の分泌が少ないと、
肌と同じように頭皮もカサカサと乾燥してしまいます。
すると、頭皮の防御機能が低下して、シャンプーや整髪料などが表皮の奥まで入り込み、
それが刺激となってかゆみが起こることがあります。

シャンプーや整髪料、汗の刺激
自分の肌に合わないシャンプーや整髪料を使うことで肌が炎症を起こし、
かゆみが起こることがあります。

お使いのシャンプーが合っていれば問題ないですが、
乾燥やフケなどはシャンプーなどを変えることによって
意外と簡単に症状が改善されることもあります。

敏感肌の人はシャンプーのいい匂いの元である香料が合っていない場合もあります。

香料ではない、アロマ成分での香りがついているものを選ぶと
頭皮に優しく、いい香りに包まれながらサッパリできますよ♪
これからは、成分に注目してシャンプー選びをしてみてくださいね。

また、シャンプーの洗い流しの残りもかゆみの原因の一つになります。
さらに、暑いときに頭が蒸れて汗をかき、それが刺激となってかゆみが出ることもあります。
これは外出時に帽子をかぶる赤ちゃんに多くみられます。

頭のかゆみの原因となる主な疾患

頭ジラミ症のように髪の毛や頭皮に虫が棲み着くと、激しいかゆみが起こります。
接触性皮膚炎や脂漏性皮膚炎もかゆみを引き起こします。

また、アトピー性皮膚炎のように、元々の体質が原因となってかゆみが起こることも少なくありません。
その他あせもや乾癬(かんせん)でも頭がかゆくなります。

頭のかゆみの原因になる病気

頭ジラミ症
頭ジラミとは、頭皮に寄生する吸血性の虫のことです。
刺されてしまうと、しばらくしてから激しいかゆみに襲われます。
このとき鏡を見ながら頭を調べてみると、頭ジラミの卵がある場合が多くあります。

プールやサウナ、温泉での感染の他に、頭ジラミに感染している人と共有した帽子やタオル、枕などから感染します。

接触性皮膚炎(かぶれ)
特定の物質に触れると皮膚が赤くなり、かゆくなります。
一般的には体の皮膚に起こりますが、頭皮でも合わないシャンプーや整髪料、
またはそれらをきちんと洗い流さなかったことが原因で起こります。

シャンプーによるかぶれの場合、頭皮以外にも顔や肩、首、耳にも
シャンプーが付着してかゆくなることがあります。

アトピー性皮膚炎
ハウスダストや食べ物などの原因物質によって引き起こされるアレルギー疾患です。
赤ちゃんの頃は、顔や頭皮、耳などの皮膚がジュクジュクして赤く腫れ、
小児期以降では皮膚がカサカサに乾いて、硬くなります。

かゆみが強いため、かくことで細菌に感染して重症化してしまうことがあります。
思春期の頃に治まる人が多いのですが、成人してからも続いてしまうと、慢性化することがあります。

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
皮脂の異常な分泌や細菌感染などが原因で起こります。
主に、皮脂の分泌量が多い頭や顔、胸、脇の下が赤くなり
粉が吹いたような状態になりますが、かゆみはあまりありません。

頭の場合は、皮膚がカサカサになった大きなフケが頭皮に大量に発生し、
頭の臭いが強くなることもあり、髪をちゃんと洗えていないのかと勘違いしてしまうこともあります。
顔の場合には、脂ぎった顔かもしくは粉を吹いたようなバサバサの赤ら顔になります。

あせも
汗腺の出口が詰まり、汗腺の出口とその周辺に汗が溜まって起きる炎症です。
多くは赤みを帯びた小さな発疹ができます。
汗をかきやすい額や頭、わきの下、ひじや膝の裏側に多くみられます。

頭皮のあせもは、帽子をかぶって頭が蒸れる赤ちゃんによくみられます。
汗をかきやすい夏はもちろん、熱すぎる暖房や厚着などで冬場にもみられます。
乳幼児に多い皮膚病ですが、もちろん大人にもできることがあります。

乾癬
皮膚の表面の角質層に炎症を起こし、境界がはっきりとした赤い発疹と
発疹の表面にフケやかさぶたに似た塊が生じる皮膚病です。
かゆみが強いことと再発を繰り返すことが特徴です。

発疹は頭部からでき始めることが多く、徐々にひじ、膝、腰など
皮膚がこすれやすいところに広がります。
かきむしってしまうと、細菌やウイルスに感染して膿んだり、関節が腫れて痛んだりします。
※上記の病気が心配な場合には、早めに医師の診察を受けましょう。