夏に熱が下がらないという場合、熱中症になってしまっている可能性があります。
原因はいったい何なのでしょうか。

熱中症の原因

2016-01-28b-2

熱中症は、体温を調節する機能がうまく働かなくなる病気のことです。
暑さで体温が上がり始めると汗をかき、汗が蒸散するときに体の体温を下げる仕組みがうまく働かなくなり、
体内に熱がこもってしまい、熱が下がらない状態なのです。
この主な原因は、体内の水分不足です。

体の水分が不足した状態で体温が上がってしまうと、汗をかいても体温を下げることができなくなります。
また、汗には塩分も含まれているので、体内の塩分が不足すると、
脚やおなかの筋肉のけいれんを起こすこともあります。

汗をあまりかかない人や高齢者は、熱中症の危険性がより高くなります。
これは汗をかく量が少なくなることが原因の1つで、加齢による汗腺の働きの低下にあります。
また、クーラーの使い過ぎや運動不足などの生活習慣も、汗腺の働きを低下させる原因になります。
そして、急に暑くなった日は室内でも油断は禁物です。

急激に気温が高くなったときや湿度が高いとき、風がほとんどないときは、
汗が蒸発しにくく、熱中症を発生しやすくなります。

体調不良や睡眠不足も熱中症の原因になります。
睡眠不足が続いて体調がすぐれないときは、体温の調節機能が低下しやすくなります。
暑くて寝苦しい夜でも、クーラーや扇風機を使って1日7時間は睡眠をとるようにしましょう。

熱中症の予防と対策方法は?

夏場は1日1.5~2リットルを目安に、こまめに水分をとる

暑くて汗をかく夏場は、1日に1.5~2リットルの水分補給が必要とされていて、
コップに換算すると7~10杯ぐらいです。
一度にたくさんの水分をとると、胃液が薄まって消化機能が低下して
下痢や嘔吐をおこす恐れがあるので、
1回に飲む水はコップ1杯にしておきましょう。

普段の水分補給には、エネルギー量がゼロの水や麦茶、そば茶がおススメです。

ビールを飲んでも水分補給にはならない
汗をかいた後にビールなどのアルコール類や緑茶・コーヒー・紅茶などのカフェインを含む飲み物には、
利尿作用がありすぐ尿になって体の外に排出されてしまうにで、あまり意味がありません。
ですから、水分補給が必要なときにアルコール類や緑茶などを飲むのは控えましょう。

運動をするときはスポーツドリンク

90分を超える運動をするときは、
適度な糖分と塩分(ミネラル)を含むスポーツドリンクを飲むことで
水分と一緒に汗を大量にかいて失われた塩分をしっかりと補給しましょう。

粉末タイプであれば、かさばらずに常にストックしておけるのでオススメですよ。
ただし、人口甘味料を使用しているものは飲みすぎると下痢を起こすことがあるので気をつけましょう。

いくらのどが渇いているからといってもスポーツドリンクは500ミリリットルぐらいにしておき、
あとは水か麦茶にしましょう。

朝ごはんできちんと水分を補給する
朝起きた時は、寝ている間にかいた汗で体内の水分が不足しがちなのです。
朝ご飯で必要な水分をとらないと、体が水分不足になってしまい、熱中症を起こしやすくなります。
1日3食、ちゃんとバランスのとれた食事を食べましょう。

高齢者はのどが渇いていなくても、定期的な水分補給をする
年を重ねると、体内の水分の割合や感覚の機能が低下してしまい、のどの渇きを感じにくくなります。
高齢者は水分不足になりやすいことをちゃんと自覚して、
のどが渇かなくても定期的に水分を取るようにしましょう。

風通しのよい服を着る
体内にこもった熱を逃がして熱を下げるためには、風通しが良く汗を吸収しやすい服を着て過ごすことが大切です。
ネクタイなどで首の周りをしめてしまうと、上半身の熱が逃げなくなるので、
襟元はゆったりとしたものがおススメです。

また、外に出るときは、太陽の熱を吸収しにくい白っぽいものを選びましょう。

首に直接日光が当たると体温が上がりやすくなるので、
つばの広い帽子や日傘で直射日光が当たるのを防ぎましょう。