冬の寒い時期になると聞こえてくる、風邪の話題。
中でも強力な感染をもつインフルエンザが流行る時期には、
いろいろなところで注意が呼びかけられます。

ウイルスの季節による違い

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どうして冬なのかというと、インフルエンザウィルスは“寒く乾燥した環境を好むから”なのです。
でも、実際はほとんどのウイルスが一年中存在しているのです。
冬の風邪とは反対に、暑くて湿度が高い夏の環境を好む少し変わったウイルスがいるのです。
まさしく、これが夏風邪の原因なのです。

ウイルスの代表として、“エンテロウイルス”と“アデノウイルス”があります。
どちらも、熱、のどの痛み、鼻水、頭痛、という症状が出ます。
嘔吐下痢や腹痛などの胃腸系にもくることもあるそうです。

なので、夏風邪は、気温が15℃以上になる5月ぐらいから流行し始め、
梅雨の6~7月をピークに、冬に向けて患者数が減っていきます。
日本の暑くて湿度の高い夏は、食欲減退による免疫力の低下、
クーラーでの冷やし過ぎなどによって体を壊しやすいので注意が必要です。

夏風邪ならではの予防法

クーラーをかけすぎない
クーラーは上手に使いましょう。設定温度は、28℃が最適。
オフィスなど、クーラーのかかっている場所では、タオルケットをなどを活用して
からだを冷やし過ぎないようにしてください。

腹部が冷えることによって、腸の動きが低下してしまいます。
体を温めるために生姜湯などを飲むのもおススメです。

湿度をあげない
雨でぬれている傘を室内に持ち込まない、入浴後はきちんと換気をする、
寝室に湿気取りや竹炭など置いておくなど湿度をあげない工夫も大切です。

発酵食品を食べる

夏風邪予防の食事として、発酵食品を食べることもおすすめです。
たとえば、ぬか漬けや納豆、ヨーグルトにチーズです。

腸内の善玉菌を増やすことで、腸を健康に保ってくれます。

目薬を差す

これは意外かもしれませんが、夏風邪ウイルスは目から体内に侵入してくることもあります。
目薬を差すことで表面を潤してウィルスから身を守ることができます。
もちろん冬の風邪と同じく、習慣としてうがいに手洗いをしましょう。

1回のうがいには30秒以上かけ、5~10回繰り返します。
すると、のどにくっついているウィルスやバクテリアが洗い流されていきます。


しかし効果が長続きするわけではないので、
こまめなうがいと手洗い、消毒を心がけましょう。
うがいをするタイミングとしては、朝起きたとき、食事の前後、帰宅したときなどが最適です。

しかし、予防していたにも関わらず、夏風邪をひいてしまった・・・
そんな時は対処法も冬風邪とは違ってくるのです。
冬風邪と同じ対処をすると、逆に症状を悪化させてしまう場合があるので用心しましょう。

絶対にやってはいけない夏風邪対処法

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下痢止めの薬を飲む
夏風邪ウィルスによる下痢などの症状が出ている場合、
下痢止めの薬を飲んでしまうと、便と一緒に腸内にいるウィルスを
外へ排泄しようとする防衛反応を邪魔して、回復が遅れてしまうことがあります。

また、下痢の場合は脱水症状に注意しないといけないので、こまめに水分を補給するようにしましょう。
のどが痛くて何も飲めないときは、病院に行き点滴などの対処をしてもらってください。

抗生物質を飲む
夏風邪の原因は、ウィルス感染です。したがって、抗生物質は効かないのです。
抗生物質が効果的なのは、細菌に対してだからです。
熱などで体がだるい場合は、解熱剤などが処方されるのですがやはり安静にするのが1番です。

お風呂に入らない
風邪をひいているときは体力消耗や湯冷めが気になり、お風呂に入らない方が良いという声もあります。
ですが、逆に夏風邪の場合は、入浴した方が早く治ります。
夏風邪ウイルスは肌に付きやすく、特に夏場汗をかいた肌に付着していることがあるのです。
さらにぬるめのお湯にゆっくりつかると、新陳代謝に免疫力を高める効果もあります。
ただし、熱が微熱、または無い場合に限ります。

汗をかいて治す
普通風邪を治すには汗をかいて治すといわれますが、下痢などの症状があったり、
のどが痛くて何も食べられないときは、身体を温めて汗をかくと
脱水症状を引き起こす可能性があるので決していいとは限らないのです。

夏風邪をひいてしまったら、免疫力を高めるためにゆっくりと休養を取ることが一番です!
ウィルスに負けてしまうのは、身体が疲れているサインでもあります。
熱がない限り仕事を休むことは難しいでしょうが、
無理をすると長引いてしまう恐れがありますので休みがとれる場合はゆっくり休養し、
まず体力を回復させることに専念しましょう。