暑い夏の時期に風邪をひくと本当に辛くしんどいですよね。
風邪は年中問わずかかる病気ですが、夏の風邪と冬の風邪に違いってあるのでしょうか?

よく「夏風邪」と言いますが、夏にかかる風邪と言うだけの意味なのでしょうか?
今回は地味に気になるこの辺りの事を調べてみました。

風邪の種類

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実際のところ、「夏風邪」は医学的に存在しません。
一般的な「風邪」に対して、夏にかかる風邪を慣習的に「夏風邪」と呼んでいるのです。

どちらも、風邪とはウイルスが粘膜(のどや鼻)などから侵入することで発症する病気で、
厳密に言えば急性(カタル性)ウイルス性上気道炎と呼ばれることもあります。

カルテの病名には「感冒」「急性上気道炎」と省略することもあり、
炎症が起きているところを強調して「咽頭炎」のように記載したりする場合もあります。

急性
数日以内と発症が早い
カタル性
鼻水が出るような分泌物が多い
ウイルス性
原因がウイルスであり、細菌・真菌ではない
上気道炎
気管支炎は風邪ではなく、鼻から声帯までの炎症

原因がノロウイルスの感染症のように、
下痢や腹痛などの消化器系の症状を主とするウイルス感染症を
胃腸風邪」と呼ばれることもありますが
本来は鼻や気管支部、のどの痛みなどの呼吸器系の症状を主とするものを「風邪」と言います。

炎症とは、発熱・発赤・腫脹・疼痛の4つの兆候を含みます。
のどの炎症であれば、赤くなって痛みを伴います
(痛み物質によっては頭痛や関節痛も)。
原則として治療は、症状を緩和するだけの対症療法になります。

夏風邪の原因となるウイルス

風邪の原因となるウイルスは
地球上に200種類以上もあると言われていますが、

冬は風邪とは違うコロナウイルスライノウイルス、
インフルエンザウイルスの活動が活発になります。

これらのウイルスに対して夏の高温多湿な環境では、
アデノウイルスやエコーウイルス(エンテロウイルス)、
コクサッキーウイルスなどが活発に活動します。
(子供ではこの他ヒトメタニューモウイルス(3~6月)など)

アデノウイルス

「アデノ」の意味は「喉(のど)」。呼吸器と腸で繁殖。激しい咳が出る。
小児では水を介して次々と感染するプール熱(咽頭結膜熱)などを引き起こす場合も。

エンテロウイルス

「エンテロ」の意味は「腸」。
喉だけではなく、腸で繁殖し、血流に乗って湿疹が肌に出ることも。
下痢や腹痛など症状が、腸にも現れる。
小児では手足口病など。

コクサッキーウイルス

コクサッキーウイルスはエンテロウィルスの仲間。
高熱と喉の腫れが特徴。 小児ではヘルバンギーナなど。
ウイルスは粘膜(花やのど)から感染し、呼吸器・腸管内で増殖し、
血流に乗ってウイルスの好む臓器(標的臓器))へ運ばれていきます。

なお、同一臓器に異なる種類のウイルスが
別々に同時に感染を起こすこと「干渉」はごく稀であると考えられています。

こちらの除菌スプレーはすべてのウイルスに対応しているので
夏だけでなく冬のウイルス対策にも使えます。
一家に一本あれば安心ですね。

夏風邪についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね(*^^*)

夏風邪の原因は生活習慣?!

冷房が効きすぎていて、過去に風邪をひいた記憶はありませんか?
夏風邪にかかりやすいという方の中には、生活習慣が原因ということがあります。

例えば、ウイルスが主に
体内に侵入するのどや鼻の粘膜は免疫によって守られていますが、
エアコンや扇風機など空気が乾燥してしまうと、
それだけで急激な免疫力低下を引き起こしてしまう可能性もあります。

「クーラー病」の中には、夏風邪も混ざっているかもしれません。

また、涼しい室内から暑い屋外に出ることによって生じる
急激な温度差によって、
一定に体温を保とうと機能している自律神経のバランスを崩してしまいます。

更に、夏ならではの免疫力低下の原因として、熱帯夜による寝不足、
夏バテによる食欲不振、日焼けまでもが関わってくる可能性があります。

このため、本来の風邪の流行する冬よりも、
むしろ夏に風邪をひきやすいという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

当然のことながら、食事の栄養バランスの偏りも大きな問題となります。
お昼はそうめんだけとかいう人、要注意です。

二次感染によって夏風邪が長引く?

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病院内では、「夏風邪が一度治りかけたのにまた悪くなった」
という話をよく聞きます。

風邪は、普通1週間以内に鼻や喉の症状が治まって回復しますが、
治りかけて油断したときに
また別の夏風邪ウイルスにかかってしまい症状が悪化する、
あるいは、別の細菌(ばい菌)によって炎症が重症化してしまうことがあります。

これを二次感染と呼びます。

本来、風邪は1週間も経てば自然と治りますが、
こじらせて肺炎を起こしてしまうこともありますので
あまりに症状が長引く場合には
レントゲンや血液検査などで二次感染を起こしていないか、
あるいは結核や肺がんなどの病気が隠れていないかを病院で検査してもらってください。