マイコプラズマ肺炎の症状で、
風邪やインフルエンザのような関節痛は起こるのでしょうか。
そのほかの症状は、どのようなものがあるのでしょうか。

マイコプラズマ肺炎の症状や対処法について調べてみました。

マイコプラズマ肺炎とは?

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細菌などさまざまな病原体に感染して起こる病気に「肺炎」というのがあります。
その中でも、近年増えてきているのが「マイコプラズマ肺炎」なのです。
マイコプラズマ肺炎は、一般的に秋から冬にかけて発症しやすい肺炎の一種です。

マイコプラズマ肺炎の症状は、インフルエンザとよく似ていて、
インフルエンザの場合は、高熱関節痛が急に起こります。

しかしながら、マイコプラズマ肺炎の場合、2~3日かけて症状をひどくさせる傾向にあるのです。
単に風邪をひいた場合は、2~3日ぐらい経つと治り、長引いたとしても少しずつ良くなっていきます。

しかし、4~5日ぐらい経っても症状がよくならないときは、
「マイコプラズマ肺炎」にかかっている恐れがあるのです。
また、他の症状が治っても、咳だけが長引く場合は、要注意です。

マイコプラズマとは?

マイコプラズマとは、微生物の一種で、大きさとしては、
だいたい1マクロメートル(1/1000mm)です。
他の細菌やウイルスのちょうど中間ぐらいの大きさで、特徴は細胞壁がないということです。
肺炎の多くの原因は「肺炎球菌」の感染によるものです。
完全に風邪が治っていない人や高齢者、免疫力が低下している人に感染者が多いです。

しかし、マイコプラズマ肺炎は、他の肺炎と違って健康な人でも発症してしまうのです。
年齢層としては子供や若年層に多く見られるのですが、
最近では高齢者にも増えており 症状がひどくなると入院しなくてはいけない場合もあるのです。
高齢者の場合、入院する人は若年層の約2倍近くにもなるので、
マイコプラズマ肺炎の流行時期である秋から冬にかけては特に気をつけなくてはいけないのです。

マイコプラズマは「飛沫感染(咳などで病原体が飛び散り、それを吸うことで感染)」や
接触感染(手で直接病原体に触り、その手で口や鼻を触ることで感染)」によって感染します。
そして、感染力が非常に強いので 学校や職場などの人が集まる場所で集団感染を引き起こしてしまいます。

日頃からこまめに手洗いうがいをして
こうした消毒薬を手洗い場に置いておき消毒を心がけましょう。

しかしながら、マイコプラズマに感染したとしても、
必ず肺炎になるということではないのです。
ほとんど場合はのどの炎症だけですむことが多く、肺炎を引き起こす人は、
マイコプラズマに感染した人の中でも10%以下だと言われています。

マイコプラズマ肺炎についてはこちらの記事もご参考に♪

マイコプラズマ肺炎の症状

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マイコプラズマ肺炎は、普通の肺炎とは違って、
感染後にすぐ症状が現れないのが特徴です。
感染してから約3週間後に以下のような症状が現れてきます。

頑固な咳

痰がなく、乾いた咳が長い間続きます。
軽い咳の人もいるのですが、多くの場合は、夜眠れないぐらいのひどい咳が出ます。

無色または白い痰

無色または白い痰がでることもあります。

発熱

高熱や微熱の場合のどちらもあります。

このほかの症状としては、体のだるさ関節痛頭痛のどや耳の痛みなどがあります。
このようにマイコプラズマ肺炎の症状は、風邪にもよく似ているので、風邪と勘違いされることもあるのです。


また、ほかの肺炎と間違われることもよくあるのです。
しかし、風邪やほかの肺炎の薬で治療をしても、マイコプラズマ肺炎には効果がないのです。
ですから、風邪やほかの肺炎と間違われて、治療をしているうちに重症化してしまう恐れもあるのです。
重症化してしまうと脳や耳、肝臓などに機能障害が起こり、
髄膜炎(脳などを包んでいる膜に炎症が起こること)になるリスクもあり、
このほかにも「中耳炎」や「副鼻腔炎」「肝機能障害」などを起こす危険性もあります。

中には、一時的に「喘息(ぜんそく)」になる人もいるのです。
何か気になる症状が現れたら、病院へ行って診察してもらい、まわりの人へうつさないように気をつけましょう。