ムカムカして辛い胸焼けは危険な胃の病気の可能性がある
と言うのはいったいどういうことなのでしょうか。

たかが胸焼けと思っていてはいけないのでしょうか。
一時的な胸焼けの場合、あまり気にしたり心配することはないのですが、
長い間しつこい胸焼けの症状がある場合には、注意しなくてはいけません。

胸焼けと胃の病気の関係性

2016-01-07a-2

急性胃炎
急性胃炎とは、急性的に胃の粘膜に炎症が起きている状態のことです。
急性胃炎を何回か繰り返していると、今度は慢性の胃炎となってしまいます。
急性胃炎の原因は、刺激のある食べ物や飲み物、薬、ストレスによるものなどです。

コーヒーやアルコールなどの飲み物や唐辛子などの香辛料を多く含む食事、
また暴飲暴食などは、胃に大きな負担をかけて炎症を起こしやすい状態にしてしまいます。
特にアルコール類は胃の粘膜を荒らすうえに、胃酸の分泌を促すので、飲み過ぎには要注意です。

急性胃炎の症状としては、胸焼け以外に吐き気や嘔吐、食欲不振や倦怠感などがあります。
症状が進んでひどくなると、びらんや潰瘍、吐血、下血もあります。

逆流性食道炎
逆流性食道炎とは、胃酸が食道へ逆流して起こる食道の炎症のことをいいます。
逆流性食炎と胸焼けは、ほぼ同じ意味の言葉として使われるのですが、
今回は病名としての逆流性食道炎について説明していきます。

食道の粘膜は、口の中で噛まれたとしてもまだ消化されていない
固形に状態を保ったままの消化物を通過する為、力学的に強い上層扁平上皮で構成されています。
そうは言っても、胃酸に耐えられるほどの胃の粘膜よりも弱い粘膜なので、
胃酸のような強い刺激を受けるとどうしても炎症を起こしやすいのです。

正常な状態であれば食道括約筋の働きによって胃酸が逆流することはないのですが、
何らかの原因によって胃酸が逆流してしまうことがあるのです。
これによって起こる食道の炎症が逆流性食道炎なのです。

逆流性食道炎の原因は、暴飲暴食や二日酔い、肥満と妊娠、ストレス、薬の摂取によるものなどです。
これらによる胃の内圧上昇や括約筋の筋力の衰え、食道の知覚過敏などが要因となってしまうのです。

もう既に逆流性食道炎になってしまっている場合、
睡眠時の胃酸の逆流を少しでも防ぐためのマットの使用がオススメです。

専用のものを使用しなくても、これに似せて
敷き布団の下に座布団を敷いたり、工夫次第で逆流を予防できそうですね。

胃十二指腸潰瘍
皮膚や粘膜の組織が壊されてしまい、表面がただれている状態のことです。
胃十二指腸潰瘍とは、胃や十二指腸が何かの原因によってただれてしまった状態のことをいいます。
胃の中では、胃液(胃酸)が分泌されています。
胃酸はとても強い酸性で、胃の中をを常に酸性の状態に保ちながら、
消化物を溶かすことと消化物の腐敗を防ぐことの2つの役目を持っています。

この胃酸の機能が強まると、胃の粘膜を傷つけて胃潰瘍になってしまうのです。
潰瘍が出来る原因としては、少し前まではストレスが1番大きな原因とされていたのですが、
近年ではピロリ菌の感染によるものと診断されるな場合が増えてきています。

もちろん、ストレスが原因となって交感神経と副交感神経のバランスが崩れしまい、
胃腸の働きに変化をもたらすことも大きな要因の1つであるのです。

ですが、胃潰瘍の発症にはピロリ菌の感染がとても深く関係しています。
ピロリ菌には胃の粘膜を弱らせる働きがあり、
それによって自身の胃酸が胃壁を傷付けてしまう
という結果を生み出しているのです。

胃十二指腸潰瘍の症状は、胸焼け以外に食欲不振や胃に鋭い痛みが走ったり、
時には吐血や下血も引き起こすことがあります。
軽い場合は症状が無いことも多く、気が付くまでに時間をかかってしまうことも少なくないのです。

逆に重い場合は、起き上がれないほどの激しい痛みを感じることもあるのです。
特に食事をした後に痛みを感じることが多く、空腹時に痛みを感じる場合は
十二指腸潰瘍であることが多いです。

しかしながら、これに必ずしも当てはまるというわけではなく、
逆の場合もあれば症状が進んでしまい痛みを全く感じないということもあります。