水虫の民間療法と言えば、を加える、
目薬を塗る、ムヒを塗る……などなど、たくさんの方法があります。

これらの方法は本当に効くのでしょうか。
民間療法ですから、中には都市伝説のようなものもあるかもしれません。

今回は、そんな水虫の民間療法の真偽に迫ります。

水虫は熱で治る?

水虫白癬菌という真菌が原因で起こる皮膚の感染症ということは、きっとご存知ですよね。

この白癬菌は比較的熱に弱く、60℃で死滅します。
そのため、炎や熱風で炙ると治るという民間療法があるようですね。

ですが、ドライヤーまたはライターなど、
家庭にある道具で加熱をしても、水虫を完全に撃退することは難しいです。

白癬菌は皮膚の奥まで根を張る性質があるため、
表面だけを熱しても完全に死滅させることはできませんし、
だからと言って皮膚の深層まで60℃以上になるように熱を加えては、
火傷をして水虫治療どころではなくなってしまうからです。

つまり、水虫を熱で撃退する民間療法は、「嘘ではないが治療は不可能」という答えが妥当のようです。
熱さをこらえて、足全体を芯まで60℃以上にすれば治療できる可能性は高くなりますが、
現実的ではありませんよね。

水虫についてはこちらの記事も参考に♪

イソジンやムヒで良くなる?

ご家庭にある消毒液のイソジンや、
虫刺されの薬であるムヒで水虫が治るという説についてはどうでしょうか。

まず、イソジン

これは、ポピドンヨードという消毒成分が入った消毒液で、
白癬菌を殺菌することは可能とされています。
ですが、既に皮膚に根を張った白癬菌に対しては、深層にまで行き届かず、水虫撃退には至らないようです。

ただ、白癬菌が皮膚に入り込む前に殺菌してしまうことはできるので、
予防のためにイソジンを塗ってよく乾燥させれば効果的な水虫対策になります。

ムヒについてはどうでしょうか。

これは、予想が付いている人もいると思いますが、はっきりとした「ガセネタ」です。
なぜなら、ムヒには殺菌成分が含まれていません。

ムヒを塗った時の爽快感が水虫のかゆみを和らげてくれるため、
こんな噂が立ったと想像できますが、治療としては全く使えませんのでお気を付けくださいね。


このように快感目的で塗るなら、良いかもしれません。

目薬を塗る方法の真偽は?!

水虫に目薬を塗ると治る」という民間療法があるようです。
目薬と言ってもたくさんの種類がありますが……、結論から言うと、
どの目薬を塗っても水虫には効果が無いと思った方が良いでしょう。

ドライアイ対策の目薬やコンタクトレンズ用の目薬などは論外として、
抗菌成分が入っている目薬であっても白癬菌を撃退する力はありません。

白癬菌は真菌で、目に炎症を起こさせる菌は細菌のため、根本的な構造が違います。
そんな目薬をいくら塗っても水虫には効果が無いので、これは本当に根も葉もない噂ということです。

そもそも、目のようなデリケートなところに付ける薬が
頑丈な足の皮膚にも効果があるのかと考えると、どう見ても効かなそうですよね。


↑のように、水虫薬を目薬と間違えるという事故の多さから出た噂かもしれませんね。
想像するだけで痛そうです……!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
色々な民間療法の結果を発表すると、

熱を加える
(白癬菌には効くが家庭では難しい)
イソジン
(白癬菌を殺菌できるが、深層に届かない)
ムヒ
×(殺菌成分が入っていない)
目薬
×(抗菌目薬は白癬菌(真菌)には効かない)

……と、いうことになりました。

これを見るとご家庭で水虫を治すのがどれだけ難しいかわかりますね。
市販の水虫薬や病院で出される薬は、殺菌力に持続性があったり、
深層にまで成分が行き届く仕組みになっているため、効果があるのです。

そのような仕組みではない消毒液や、
殺菌効果が無いものを塗っても水虫には無意味だと思った方が良いでしょう。

水虫はあの頑固さからわかる通り、民間療法では完治が難しいものです。
長期間苦しむくらいなら、いっそ、すぐに病院に行った方が楽なことは間違いありません。