水疱瘡の初期症状とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
子供の頃に発症するイメージが強いですが、
大人になってから発症する場合もあるのです。

子供と違って重症になることが多いと言われている
大人の水疱瘡の症状についてご説明いたします。

水疱瘡(みずぼうそう)とは

2016-01-06b

集団生活を始める2歳~10歳ぐらいの子供が感染しやすいウィルス性の病気で、
感染すると発熱とかゆみを伴う発疹が全身に出るのが特徴です。
命に関わる病気ではないのですが、感染力がとても強く
家庭内で感染すると90%以上の確率でまわりに感染すると言われています。

潜伏期間は約2週間で、半日ぐらいで発疹が全身にできます。
最初は虫刺されのような赤い小さな発疹ですが、だいたい1日で膿を含んだ水疱に変わります。
この状態が最もかゆみを伴う時期で子供がかゆくてかきむしらないように気をつけましょう。

3~4日経てば水疱は乾いてかさぶたになり、かゆみもなくなっていきます。
3週間ぐらいでかさぶたもはがれて数か月で跡もキレイになくなるので
気にしなくていいのですが、かきむしったりして膿んでしまうと、
跡が消えないこともあるので要注意です。

もし気になって触ったりかいてしまう場合は
こういったガーゼなどで保護してくださいね。

水泡が潰れ、まだ乾いてない状態であれば膿が他の皮膚についてしまうことも防いでくれます。

普通は37~38度ぐらいの発熱なのですが、発疹が極端に多いときは、
39度ぐらいの熱が続く場合もあるようです。
子供の頃に感染すると免疫ができるので、後に発症することはないのですが、
大人になって抵抗力が落ちた時、体内の免疫が活性化して感染してしまうこともあります。

この場合は、重症化する恐れがあるので注意しましょう。
予防にはワクチンが効果的で、ほとんどの人は子供の頃に予防接種を受けるのですが、
感染力がとても強いので学校などで発症すると集団感染してしまいます。

ですので、体力の弱い子供や妊婦がいる家庭では、いつも以上に気をつけなくてはいけません。

大人の水疱瘡

水疱瘡(みずぼうそう)は、正式には「水痘(すいとう)」と言われ、
ウイルス感染症の一種です。

だるさや発熱に加えて、かゆみの強い水ぶくれ状の発疹(水疱)が体中にできる病気です。
とても感染力が強いので、接触感染だけでなく空気感染でも簡単にうつるため
集団の中で感染した者がいると一気に広がることもあります。

季節的には12~7月に多く、その他の期間では比較的少ないようです。
主に幼児が感染する病気で、感染者数は1~2歳の赤ちゃんが最もが多いといわれます。
そんな水疱瘡は「1度かかると2度とかからない」と思われているのですが、
体内にウイルスは残っているので成人してからは「帯状疱疹」という違う病気になる恐れがあります。

また、抗体がなくなった場合にも再発症することが多く大人になってから、
また感染してしまうこともあるのです。

つまり、子供のときになったからといっても免疫が切れていることがあるので、
気を付けなくてはいけないのです。
ただ水疱瘡は感染力がとても強いので、子供が学校などでもらってきたり、
電車など公共の場で感染してしまうことがあります。

さらに、健康な子供であれば感染しても軽症ですむことが多いのですが
大人になってからの場合は重症化することが多く、
危険度は赤ちゃんや子どもの数倍といわれています。

ですから、即入院して隔離されることもあるのです。

大人の水疱瘡の原因と症状

Sick woman suffering from head ache at home in the living room

水疱瘡の原因は、ヘルペスウイルス科の水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染とされています。
感染経路は、接触感染もあるのですが「すれ違っただけでもうつる」
と言われるくらい感染力が強く、唾液が飛ぶなどの飛沫感染だけでなく、
空気感染でうつってしまうこともあるのです。

潜伏期間は2週間ぐらいで、感染してから10~21日後に初期症状として
だるさや発熱、食欲の低下、軽い頭痛などが起こります。

そして小さな発疹がみられ、お腹や背中を中心に次々と増えていき、
3~5日間かけて頭の皮膚や口の中、まぶたの裏側など体中に広がります。

発疹はポツポツとした赤く小さなものが24時間以内に水を含んだ水疱になり、
真ん中から乾いて黒いかさぶたへと変わってきます。
発疹が出るのは発病から3日目ごろがピークで
全てがかさぶたになったときに治ったとされ、普通は1週間ぐらいで完治します。

水疱がある間は人に感染するので全ての発疹がかさぶたになるまでは、
なるべく外に出ないようにしましょう。
このかさぶたは少しずつはがれていき、はじめは白い痕が残ってしまうのですが、
時間が経てばきれいに消えてしまうので心配することはありません。

ただ、かさぶたを無理矢理はがしたり水疱をつぶしたりすると痕が残ることがあるので気を付けましょう。
大人の水疱瘡が子供の場合より重症化してしまうのは子供に比べて
顔や体への発疹の状態がひどかったり、高熱が続いて脱水症状を引き起こしたりするからです。

さらに、かゆみや痛みが強く口の中にまで発疹ができてしまい
食べれなくなることや声帯と上気道に出きた発疹が、呼吸困難を引き起こす恐れがあるのです。
水疱瘡だと軽く考えず、発症したらすぐに病院に連絡して早急に治療してもらいましょう。
(伝染病なので直接行くと他の患者さんの迷惑となる場合があります。)