日焼けをするのは肌や頭皮だけだと思っている方が多いと思われますが、
実は唇も日焼けをしてしまいます。

唇も日焼けする?

2016-01-18a

肌には日焼け止めを塗っていても、唇はつい忘れてしまう方が多いと思います。
唇の皮膚はとても薄いので、日焼けによって乾燥しやすいのです。
夏に唇が荒れて皮がむけるという方は、日焼けによる可能性が高いと言えます。

唇も肌と同じく紫外線にさらされているので、日焼けして当たり前なのですが、
大した症状も出ないので、ほとんどの人は気づきません。

ですが、そのままにしておくと危険な病気になる恐れもあるのです。

唇の日焼けによる症状は?

主な症状は、カサつき、皮むけ、ヒリヒリして痛い、腫れる(ひどい時はタラコ唇になることも)、
水ぶくれ(症状がひどい場合)の5つです。
カサつきや皮むけは、乾燥が原因と思ってしまい、わかりにくいです。

ですが、もし長時間外にいた後に唇がカサついてきたら、日焼けを疑いましょう
しかし、あとの3つの症状が出れば日焼けとわかりやすいと思います。
特に、唇がパンパンに腫れたり水ぶくれができた場合は、ひどいヤケド状態と同じなので、
早めに、病院に行って診てもらいましょう。

ただし、唇は基本的にターンオーバーが早く、
皮膚の再生回復も早いので3日ぐらいたてばキレイに治ります。

日焼けした唇には危険な病気の可能性がある?

ズバリ、口唇ガン(唇のガン)です。
この病気の大きな原因は、紫外線なのです。
しかも、初期症状が唇のカサつきや皮むけで、症状が進むとただれる、しこりができる、
大きく腫れる、白や赤の斑点ができる、ヒビ割れて、分泌物が出るなどの症状が現れてきます。

これは、頭部や首へ転移することもあるので、とても危険な病気なのです。
幸いなことに、日本人でなる人は、あまりいないようです。
(メラニンの少ない、白人の方がなりやすいみたいです)

唇の紫外線対策は?

対策はただ1つ、紫外線をカットできるリップクリームを塗るだけです。
ただしここで気をつけてもらいたいのは、紫外線吸収剤の入っていないものを使用することです。
この紫外線吸収剤は、とても刺激が強くて、唇の敏感な皮膚には負担になってしまいます。

あと、口の中に入りやすいモノなので、体に優しい成分で作られてる方がいいです。
「口紅を塗っていれば大丈夫!」と思う人もいると思いますが、
口紅の油分が酸化して、逆に紫外線を吸収してしまう場合もあるので、
ちゃんと紫外線をカットできるリップクリームを塗ることをおススメします。

日焼けによる唇の症状や危険な病気、対策について書いてきましたが、
唇の日焼け自体は、そんなにひどい症状が出ることはありません。
ただし、ガンになる危険性もあるので、唇も忘れずちゃんと紫外線対策をした方がいいと思います。

補足コラム 紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の違い

日焼止めの説明文などによく登場する、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤
という言葉にはどのような違いがあるのでしょうか?

紫外線散乱剤
紫外線散乱剤は原料に酸化チタンや酸化亜鉛などの白色の無機粉体が使われていて、
文字通り紫外線を物理的な仕組みで反射・散乱させて、紫外線がお肌に入り込むのを防ぎます。
酸化亜鉛は消炎作用があり、皮膚のほてりを取る目的などで
日焼け後用のローションなどにも配合されています。

散乱剤を使った日焼止めは、白っぽくなってメイクの仕上がりが重く見えることもあり
使い勝手はやや悪いのですが、吸収剤より肌への負担は少ないので、
肌の弱い人には散乱剤の方がおススメです。

こちらの日焼け止めのように
「吸収剤無配合」「ノンケミカル」と表示されているので、選ぶときに参考にしてみてください。

また、肌に優しいとは言っても、まれに散乱剤自体が紫外線を浴びることで
肌に有害な活性酸素を発生させることもあるようなので注意して下さい。

さらに、無機粉体は粉なので短時間で飛んでしまいやすいので、気を付ける必要があります。

紫外線吸収剤
夏場は特に紫外線を意識してしまいますが、紫外線対策は1年を通して必要です。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収すると熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出し、
紫外線が皮膚へ浸透するのをを防いでいます。

この化学反応はお肌に負担を与えるので、SPFの最大値も50までと決められています。
なので、吸収剤は高いSPF値を簡単に出せるのです。

また、吸収剤は化粧品に入れる為に油分を使うので酸化しやすく、
それによって赤みやかぶれを引き起こすこともあります。
しかし、最近では、吸収剤が直接お肌に触れないように、カプセル化されたものも出てきています。

紫外線吸収剤と聞くと、お肌が紫外線をより吸収してしまうのでは?
と誤解する人もいるようなのですが、紫外線吸収剤はそれ自体が紫外線を吸収します。
それによって、お肌に紫外線を浸透させないようにするものなので安心してください。

紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の違いをかなり簡単に言ってしまうと、散乱剤はお肌に優しく、
吸収剤は紫外線をカットする力が強いということです。

ぜひご自分の肌に合う必要な方を選んでみて下さい。