首は特に年齢が出やすいところで、首のしわは年齢の判断材料になってしまうことが多いのです。
その首のしわを消すには、いったいどうすればいいのでしょうか。
ほとんどの人は、顔よりも首でその人の年齢を判断することが多いといわれています。
ですから、まずはきちんと首のしわの原因を理解して、ケアや予防を行いましょう。
首の皮膚としわの特徴
首の皮膚は、顔や他のところの皮膚とは違い特徴があります。
まず、汗腺が顔の約2倍もあって、うるおいやすいということです。
しかしその反面、ベタつきやすいといううことでもあるのです。
また、首の皮膚は薄く、たるみやすいという特徴もあります。
それに加齢が加わると、大きくて太いたるみやしわができてしまうのです。
首のしわの原因とは?
首のしわの原因は、1つではありません。加齢による首を支える筋肉の低下や
コラーゲンの減少以外のも、枕の高さと姿勢、ストレスや不規則な食事、
睡眠不足などがもたらす乾燥、紫外線や活性酸素の増加、
さらに表情筋の低下などが様々な原因が考えられるのです。
加齢による原因については、皮膚の老化や衰えによるところもあるのですが、
真皮の中にあるコラーゲンやエラスチンなど水分を保持する能力を持つ
弾力成分が減ってしまうことで、皮膚の復元力が無くなるというメカニズムも影響しているのです。
また、枕の高さや姿勢による原因ついては、首の形状記憶が関係しています。
首は、会話中にあいづちを打つときにうなずいたり、あちこちを見渡したりと、
伸縮の多いところなので、形状記憶のしわができやすいのです。
枕の高さによって、首にシワができたまま同じ姿勢を続けると、
大きくて太く深いしわができてしまうのです。
ですが、枕の高さが合っているのか合っていないのか、
寝ているときにシワができてしまっているのかなんてわかりませんよね。
枕をたくさん買い換えるなんてこともできません。
就寝時にこのベルトを巻いて寝るだけでシワやたるみが
綺麗になる!という物もあるようです。
このように意外と簡単にできてしまうのが首のしわなので、
老けてみられないよう早めにきちんと対策を行うようにしましょう。
首のしわを消すための方法
まず、首のしわを消すのため方法として、エクササイズを紹介します。
とても簡単な方法なので、ぜひ試してみてください。
まず始めは、舌を出すエクササイズからです。
「アッカンベー」をするようにして舌をまっすぐと前に思いっ切り出します。
舌を出したままの状態で、約10秒間キープします。
次は、舌を思いっ切り出したところから、今度は片側の口元に、
舌を横のほうに持っていき、約10秒間キープします。
同じことを反対側も行います。
この前と左右の3方向への舌を出す動きを1サイクルとして、
1日3サイクルを目安に行うようにしましょう。
また、首の血行をよくしてシワを消すという方法もあります。
仰向けに寝転んで行うエクササイズなので、寝る前に行うとよいでしょう。
方法は簡単で、まず床に仰向けに寝て、この時枕は使わないようにしましょう。
その状態で5秒かけて、ゆっくりと頭を床から浮かしていき、5秒間キープします。
そして、また5秒かけてゆっくりと頭を下ろしていきます。
この一連の動きを5回繰り返しましょう。
この方法は、なるべく頭を上に上げたほうが効果的だといわれています。
そして次は、首のしわを消すための方法として、リンパマッサージもとても効果が有ります。
リンパ液の流れが悪くなり、リンパの流れが滞ると、首がむくんで太くなってしまい、
そのままにしておくとしわになりやすくなるといわれています。
そこで、リンパマッサージをして、首のリンパの流れを良くしてあげることが大切です。
今回は、鎖骨のリンパの流れを良くする方法を紹介します。
まず、両手を胸元で交差させて、鎖骨のくぼみを人差し指と中指で円を描くように軽く押します。
このようにほぐすことで、リンパが鎖骨の下に流れこむ助けをします。
また、首のリンパの流れを良くするために、首の筋肉をほぐして
リンパの流れをよくすることも大切です。
両方の肩の力を抜いてリラックスした状態で、首をゆっくり片方に倒して、
5秒間キープします。左右それぞれ、5~10回ぐらい行うようにするといいでしょう。