暑い夏は、体調を崩しやすい季節です。
鼻水や喉の痛み、頭痛に肩こりや頭痛、倦怠感、足腰の冷えや痺れ、
眠りが浅いなど何らかの症状はないでしょうか?

これは、オフィスや家で長い時間にクーラーにさらされているからかも知れません。

クーラー病ってどんなもの?

2016-01-28b

夏場のショッピングは、クーラーの効いた店内と暑い外とを出入りするので、
自律神経をを乱してしまう原因となる恐れもあります。
室内は冷えているのに対し、外に出ると30度を超える暑さで、
これが繰り返されると、人間の体温を調節するための自律神経のバランスが乱れてしまうのです。
体温調節機能の乱れは、血行を悪くさせ、それが長い間続いてしまうと、
「夏なのに体が冷える」という状態になるのです。

クーラー病が男性にも増えている!?

「いつも夏になると、体調が悪くなる」といいうふうに感じていたら、
もしかすると「冷え性」かも知れません
冷え性は、寒い冬に女性に多い症状として知られていますが、
最近は夏に男性や子どもにまで冷え性が増えているのです。
(※ちなみに、女性に冷え性が多いのは、筋肉量が少なく基礎代謝量が低いためで、
体温を上昇させる機能が弱いこと、また血管の収縮・拡張機能も低めで、
足先など末梢部分の血流量が少ないこと、さらに脂肪組織が多く、冷えてしまうと元に戻りにくいからです。)

冷え性の典型的な症状は、手足の冷えですが、それだけではなく鼻水や喉の痛み、
頭痛といった風邪のような症状から、全身のだるさや疲れやすさ、
食欲不振や下痢などの消化器害、イライラ感、肩こり、腰痛、肌荒れ、
生理不順など人によって様々な症状が見られます。

そして、夏の冷え性の原因となるのがエアコンによるクーラー病(冷房病)です。
デスクワークの女性は冷房病の方が多くみられ、真夏でも上着や厚手の靴下や膝掛けなどを用意している人もいます。
しかしながら男性の場合、まさか自分が冷房病や冷え性とは思わず、
何も対策をしないまま体調を崩してしまう場合があるのです。

特に中高年になると、動脈硬化や血管の老化などから血行が悪くなる上に、
皮膚感覚が鈍くなって、エアコンの冷気に気付かずに症状を悪化させてしまうこともあります。

クーラー病は病気?

クーラー病(冷房病)は、現在の医学では病気とされていません。
なので、病院に行っても特効薬はなく、対処療法として症状を軽くするための薬を処方してもらうだけなのです。
夏バテと症状が重なるのですが、クーラー病は冷房による冷えと
自律神経の乱れが原因であると言われています。

ただ、中には貧血や甲状腺機能の低下といった原因で
クーラー病や夏バテに似た症状が出ている可能性もあるので、気を付けましょう。

クーラー病の原因とは?

クーラー病(冷房病)は、もともとは体力がない人や高齢者に多く見られる症状だったのですが、
それが近年では若い人にもクーラー病が増えています。
これには不健康な生活習慣が影響していると考えられています。
暑い夏はただでさえ体調を崩しやすい季節です。

都市部では、ヒートアイランド現象で寝苦しい熱帯夜の日が増加し、
寝不足になる人が増えていて、暑さが原因で食欲がなくなることもあると思います。

その一方、夏はイベントなどたくさんあり、夏バテ気味だというのについつい夜更かしをしたり、
ビールを飲みすぎたり、暴飲暴食したり、休日には寝だめといってダラダラとお昼ぐらいまで寝ていたりします。
こうした不規則な生活や食事が自律神経に大きな負担をかけ、
クーラー病を始めとする自律神経失調症を引き起こすリスクが高くなってしまいます。

自律神経のバランスを整えるためには、就寝・起床の時間や食事を摂る時間を一定にするなどして
なるべく規則正しい生活を送るようにすることが大事です。
また、自律神経のバランスを狂わせる大きな原因の1つにストレスがあります。
ちゃんと気分転換をするなどしてストレスを溜めないように気をつけましょう。

また、タバコを吸うとニコチンが血管を収縮させるので、身体が冷えやすくなります。
ですから、禁煙もクーラー病予防の対策の1つになります。

クーラー病の原因になる変化

食事の変化
冷房病の原因として「食べ物の変化」も見逃せない要因です。
夏に取れる野菜(夏野菜)は食べると体温を下げる効果があります。

このような旬のものを食べることで、人の身体は自然に体外へ熱を逃がすのですが、
食生活の変化によって清涼飲料水やアイスクリームなど必要以上に身体を冷やす食べ物を摂取することが多くなっています。

よって、「身体が冷えすぎる」ことが原因で起こる体の不調も増えているのです。

服装の変化
身体が冷えやすいと言われる女性は、ノースリーブやミニスカート、素足、
ミュールなど近年の流行のファッションは肌を露出するものが多いため、
クーラーによってさらに冷えやすい傾向にあります。

特に腹部は子宮があるため冷えやすく、
腹部が冷えてしまうと生理不順やホルモンバランスが崩れるなど、
最悪の場合はただのクーラー病ではなくなることもあるので要注意です。

クーラーの効いた室内ではストールや膝掛けを使用し、
体を冷やさないようにしてください。

そして、暑いからといって夏は冷たい飲み物ばかり飲んではいけません。
体の中を冷やさないように、常温か温かい飲み物を飲むようにしましょう。

生活リズムの変化
不規則な生活は身体のリズムを乱し、クーラー病の症状をさらに悪化させてしまいます。
睡眠をたくさん取るようにして早寝早起きはもちろん、
バランスの良い食事を食べるよう心がけましょう。