水疱ができて痒みを伴い、水虫と間違われるのが汗疱状湿疹です。
あなたも眠れなくなるくらいの痒みでつらい思いをしていませんか?
汗疱状湿疹とはなんなのか、どうしてなるのか、原因はあるのか。
塩と漢方が効果的というは本当なのか、予防方法はあるのか。
今回はこれらについて調べてみました。
汗疱状湿疹をもっと理解し、つらい痒みを改善していきましょう!
汗疱状湿疹とは?
汗疱状湿疹は汗疱が悪化して湿疹化した病気のことを呼びます。
強い痒みが特徴的で、夏場になる人が多いと言われていますね。
ちなみに、汗疱というのは手や足、指の間にできる水疱です。
ふと見た時に水疱(小さなブツブツ)ができていたりしませんか?
普段は気に留めないブツブツですが、これを汗疱と言うんです。
水ぶくれのような感じなので、見ればすぐにわかるでしょう。
この汗疱が悪化するとどんどん痒くなってきて湿疹になります。
そうすると汗疱状湿疹となり、強い痒みが出てくるんですね。
水虫と似ているため間違えないよう気をつけなければなりません。
汗疱状湿疹は原因不明であることが多いのですが、水虫は菌が原因。
症状も見た目も似ていますがまったくの別物なんですよ。
汗をかきやすい人、ストレスが溜まっている人、自律神経失調症、
金属アレルギーを持っている人がなりやすい傾向にあります。
あなたは大丈夫ですか?当てはまるものはありませんか?
http://twitter.com/kiri_duke390/status/801525046313304064
ここ数日、また手に汗疱状湿疹が出ていて、軟膏塗りながら抑えていたのだけど、昨日手拍子しまくって、今朝はもうめちゃくちゃ痒くなっている。でも、後悔はしていない。 https://t.co/pXy6Dwnm8S
— PIЯON (@pironism) November 22, 2016
汗疱状湿疹が痒くて痒くて…もう9月なんだから治まってくれてもよくない?
— mkmk (@mmeeeemm) September 10, 2016
汗疱状湿疹の痒みはかなりつらいことがツイートでわかりますね。
痛いのもつらいですが、痒くて眠れないのも相当つらいものです。
治すには塩と漢方が効果的?
なんと、塩と漢方が汗疱状湿疹に効果的と言われているんです。
塩浴と呼ばれている方法で汗疱を早めに枯らせるんですね。
漢方を飲んで体質を改善することでも症状が良くなりますよ。
長く汗疱状湿疹で悩んでいるなら試してみてはいかがでしょうか?
塩浴のやり方はとても簡単で、用意するのはボウルと水と塩。
ボウルに水を入れてこれ以上溶けないくらいまで塩を入れましょう。
塩が水に溶けたら、汗疱のできている手や足を浸けてみて下さい。
5分ほど浸けたら冷たい水でしっかり洗い流し、最後に保湿します。
手間も時間もかからないですし、オススメの方法ですよ。
汗疱状湿疹の原因は未だにはっきりとわかっていませんが、
塩分不足が影響して汗疱ができるという説があるんです。
汗をたくさんかく人や、夏の季節に汗疱状湿疹が多く見られますね。
汗をかきすぎたせいで塩分不足になっていると考えられるんです。
越婢加朮湯、白虎加人参湯、防己黄耆湯、などがよく処方されています。
汗疱状湿疹を予防するには?
汗疱状湿疹は「汗」をこまめに洗い流すことで予防できます。
金属を身に着けない、金属が含まれているものを食べない。
これらも予防に繋がりますから試してみる価値はあるでしょう。
夏になったらこまめに手洗いをして汗を流してあげて下さい。
手を洗えない状況ならハンカチで拭くだけでも違いますよ。
外出時にはハンカチを必ずカバンの中へ入れておきましょう。
ただし、まったく汗をかかないというのも良くありません。
汗をかかないと今度は汗腺が詰まり、また汗疱の原因になります。
ほどよく汗をかき、汗をかいたらきれいに洗い流すのが理想ですね。
金属が含まれている食べ物というのはチョコレートやアーモンドです。
ココアや納豆など普段から口にするものにも多く含まれています。
多少食べるくらいなら問題ありませんが、過剰摂取はNG。
特にチョコレートは食べ過ぎてしまう傾向がありますから要注意!
多汗症なら多汗症の治療をするのもひとつの方法です。
腸内環境の改善も免疫力向上に繋がるため、オススメできます。
まとめ
痒みと水疱のせいで、水虫と間違えられやすい汗疱状湿疹。
原因が違えば治療法も違いますから早めに病院へ行き、
正しい診察を受けて治療や予防を始めるようにしましょう。
とはいえ、これ!といった決定的な治療法がないのも事実。
塩浴や漢方も汗疱状湿疹を治す薬というわけではありません。
一度なるとクセになって繰り返しやすいというのも嫌ですね。
汗疱状湿疹をなんとかするためには、やはり予防を徹底すること。
夏は汗をかきやすいので特に気を使ってあげましょう。
汗をかいてきたなと思ったらこまめな手洗いを心がけて下さいね。
汗疱状湿疹を繰り返している人や経験のある人だけでなく、
まだ痒みはないけど汗をかきやすくてよく水疱ができる人も、
汗疱状湿疹になる可能性がありますから注意しましょう。