「子供がプールに行って以来、なんだか片目が赤い・・・」そんな時、
心配すべき病気なのが、咽頭結膜熱

プールでの感染例が多いことから、
プール熱とも呼ばれている感染症です。

これから先、プールで遊ぶことも増える季節ですから、
お子さんが感染した時の場合に備え、
きちんと予防策を練っておく必要があります。

感染してしまった場合、治療法は?目薬は効くの?
といった、感染後のケアの方法も学んでおきましょう!

咽頭結膜熱とは

2016-11-19b

咽頭結膜熱とは、アデノウイルスが原因の感染症。
プールの水を媒介して感染することが多いので、
一般的にはプール熱とも呼ばれています。

プール以外でも、感染者のくしゃみや咳に触れることで、
飛沫感染することもあります。

アデノウイルスに感染してから、
症状が現れるまでの潜伏期間は、5~7日間です。

主に、ウイルスに免疫のない幼児から
学童にかけての年齢の子供が感染しやすい疾患です。

流行する時期は、ピークは7~8月、
その後も10月までは流行が見られることが多いです。
アデノウイルスは一年中活動しているので、
夏以外でも流行することがあるので、予防は欠かせません。

こちらの動画でもプール熱のしくみについて詳しく説明してくれています(*^^*)

咽頭結膜熱の症状

咽頭結膜熱の主な症状は、急な発熱・喉の痛み・結膜炎等。
その他にも、頭痛や腹痛、吐き気、下痢といった症状を起こすことも。

咽頭結膜熱は、39~40℃高熱が数日間続きます。
長いと一週間続くこともある、とても辛い病気です。

結膜炎の症状も特徴的です。
目の充血や痛み、かゆみを伴い、
目やにが出たり、涙が止まらなくなったりします。

予後は比較的良い疾患なのですが、
重症化し、アデノウイルス肺炎を引き起こすこともあります。

治療方法

アデノウイルスに抗生物質は効かないため、特効薬はありません。
そのため、高熱には解熱剤、咽頭通には鎮痛薬等、
それぞれの症状を抑える薬による対症療法中心の治療となります。

根本的治療が出来ないので、
ご家庭での看護に特に気を使う必要があります。

喉の痛みにより、食欲不振に陥ることがあるので、
それによる脱水症にお気をつけください。
アイスクリームやゼリー等、
冷たくて食べやすいものを与えると良いでしょう。

熱は数日間続くことになりますが、
必要以上に解熱剤を使わず、
高熱によって苦しんだり、安眠できない場合にのみ使いましょう。

夏風邪についてはこちらの記事もご参考に♪

片目だけなる場合ってあるの?

咽頭結膜熱は、両目に症状が現れることもありますが、
片目だけ赤くなることもあります。

最初は片目だけで放置して悪化すると
両目ともに症状が出るケースが多いです。
片目だけのうちに、眼科で診てもらうと良いでしょう。

咽頭結膜熱による結膜炎の治療には、目薬が使われます。


主に処方される目薬は、抗菌薬のタリピット、充血を抑えるステロイド

小さなお子さんに目薬をさしてあげる場合、
目薬の容器の先が睫毛に触れないようにご注意ください。
容器内に細菌が侵入し、薬の効力が無くなることがあります。

予防方法

咽頭結膜熱の主な感染経路である、
プールを使う時には、特に注意が必要です。

プールに入る前と出た後は、シャワーをよく浴び、
うがい、目もきちんと洗浄しましょう。

その際、タオルの共用は避け、新しいタオルを使うと安心です。

乳幼児が感染した時は、おむつ替えにも注意が必要。
便にもウイルスがいるので、
おむつ交換後は、しっかりと手洗い、手指の消毒を徹底しましょう。

便からは、症状が治まった後も
30日間程度はウイルスを排出し続けることがあるので、
症状の落ちついた後でも、油断は禁物です。

感染者の目を直接触ってしまうと、感染の恐れがあるので、
目やにや涙をふき取る場合は、
洗浄綿ティッシュペーパー等を使い、触れないよう気をつけましょう。

アデノウイルスは、こまめに石鹸で手洗いする習慣があれば、
手指に付着しても感染の恐れはなく、撃退できます。

殻に包まれていない微生物なので、殺菌消毒に弱いんです。


手洗いのあとに消毒をすると、より効果的ですね(*^^*)

まとめ

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咽頭結膜熱の症状と治療・予防法、ご理解頂けましたか?

プールで遊んだ後は特に、
子供の目の状態をきちんとチェックして、
おかしいな、と感じたら、直ぐに病院へ行きましょう

高熱が出る病気なので、慌ててしまうかもしれませんが、
きちんと治療すれば大丈夫なので、慌てず看護してください。

咽頭結膜熱の流行しやすい夏に向けて、
予防を怠らないことが最も大切。
プールで遊ぶ前後は特に気をつけて予防して、夏を楽しみましょう!