汗疱が悪化して起こる「異汗性湿疹」。
この皮膚病は完治しないと言われています。
そんな中、ビオチン治療なる手段で体質改善すれば良くなるという噂があります。
今回は、異汗性湿疹に対するビオチン治療や、それに活用される整腸剤、
ミヤリサンの効果についてお伝えします。
異汗性湿疹とはどんな病気?
手足などに汗が溜まった水ぶくれができる皮膚病を汗疱と言いますが、
その水ぶくれが破れてジュクジュクした湿疹になったものを「異汗性湿疹」と呼びます。
この病気は手掌多汗症により汗の分泌が多い人になりやすいと言われていますが、
はっきりとした原因はわかりません。
汗疱から異汗性湿疹、そしてそれが治るまでの経過は以下の通りです。
汗疱が出ると、その部分に痒みを生じます。
その痒みを解消しようと掻き毟ったりすると、水ぶくれが破れて症状は一気に悪化します。
汗疱の中身は自分の汗ですが、それによってアレルギーのような症状を起こしてしまい、
皮膚がどんどんただれてしまうのです。
ですが、このただれはそのうち乾燥して剥がれ落ち、
再びきれいな皮膚が出てくる……ということを繰り返します。
皮膚科では基本的に対症療法を行うことになり、
痒み止めや保湿クリームなどを塗ってやり過ごすしかできないようです。
湿疹についてはこちらの記事もどうぞ♪
ビオチン治療のやり方と効果
これまでは、前項のような対症療法が一般的だった汗疱と異汗性湿疹ですが、
最近「ビオチン治療」というものが注目を集めています。
ビオチンとはビタミンB群の一つで、皮膚の形成を助ける栄養素です。
これが欠乏すると、異汗性湿疹やアトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症になると言われています。
この考え方から、異汗性湿疹、
つまりその前段階の汗疱を治療する目的でビオチンをサプリメントで服用するという方法があります。
このビオチン治療は、
- ビオチン
- 15mg
- ミヤリサン(病院で処方される場合はミヤBM)
- 120mg
- ビタミンC
- 1g
1日にこれだけの量を飲むという方法で行われます。
これらは、ビオチン治療を行っている病院で処方してもらえますが、
どれもサプリメント通販ショップや整腸剤の売り場にあるため、個人でも行うことができます。
ただ栄養を摂るだけの方法ですが、その効果はとても大きいと評判です。
昨年はあまり効果実感出来なかったけど、今年は汗疱へのビオチンがすごく効いてるように感じる。ササクレが激減して普通の皮膚に戻ってきてる感じ
— 熊田猫丸 (@ta_bear) July 24, 2016
ビオチンすごい。汗疱が落ち着いてるし、再生した皮膚が綺麗でしっかりしてる。寝不足や体調不良で汗疱が出ることがあっても治りが早い。
— かおり (@kaori_t_spica) June 19, 2016
手の汗疱にはビオチンが効くと聞いてサプリで摂取するようになってかなりいい感じ。単に冬だからってだけかもしれないけど。。。
— SHIHO (@shihotora_74) January 20, 2013
このように、効いたという声が多数あります!
ミヤリサンは何のために飲む?
先ほど出てきた「ミヤリサン」という薬をご存知ない人もいると思いますので、ご説明しますね。
ミヤリサンとは、酪酸菌の一つ「宮入菌」を錠剤にしたもので、
善玉菌の餌となり、腸内環境を良くする整腸剤として売られているものです。
ビオチン治療のためにビオチンだけを飲んでも、
腸内環境が悪玉菌優勢の状態だとそれはほとんど腸内の悪玉菌の餌になってしまいます。
ですが、ミヤリサンを一緒に飲むことにより、腸内環境が善玉優勢になり、悪玉菌は駆逐されます。
これによって、ビオチンが悪玉菌に食べられることが無くなり、身体に吸収されるようになるのです。
ミヤリサンは1錠に10mgの宮入菌が入ったものと、
30mg入ったもの(強ミヤリサンという名前で売られています)があります。
一日の必要摂取量を守っていれば、どちらを飲んでも良いようです。
まとめ
異汗性湿疹、汗疱に効果的なビオチン治療についてのお話でした。
今回の話題に出てきたサプリメントの入手先ですが…
購入するなら、海外のサプリメントを扱うショップから取り寄せる必要があります。
楽天やamazonなどの大手通販サイトで簡単に見つけることができますよ(*^^*) ミヤリサンはドラッグストア、通販どちらでも手に入りますが、
ドラッグストアでは強ミヤリサンしか置いていないことが多いようです。
お値段としては通販の方が安い傾向にあります。 ビタミンCはドラッグストアだけではなくコンビニなどでも手に入ります。
ちなみに、なぜビタミンCも一緒に飲むかというと、ビオチンの吸収を良くするためだそうです。
ビオチン治療は皮膚病の治療だけではなく、美肌になる効果もあると言われています。
興味がある方は、一度お試しくださいね。