日焼けは実は火傷の一種だという事をあなたはご存知でしょうか?
火傷と同じって…いったいどのようなことでしょうか。
今回は日焼けの対処と重症化を見分ける方法とは
どのようなものなのかをまとめてみました。
日焼けは実は怖い!?
アウトドアや遊園地では、小さい子供から大人まで半そで半ズボンで
太陽の日差しが降り注ぐ中、無防備の状態で日焼けをしている人がたくさんいると思います。
紫外線による日焼けは、見た目的には「小麦色の肌は健康の証」とか
「夏の海で日焼けしているのはかっこいい」なんて思っている人もいるかもしれません。
しかしながら、実際はそんな憧れのようなものではありません。
日焼けとは「火傷(やけど)」であり「炎症」なのです。
しかも、ただのやけどや炎症ではなく、紫外線によるやけどは、
太陽の光なので気温には関係ないのです。
ですから、たとえマイナス20度の極寒の場所でも日焼けしてしまうです。
そして、日焼けの正体は、紫外線による皮膚細胞の破壊なのです。
例えば、真夏の暑い日差しの中で、急に1時間ぐらい日焼けすればどうなるでしょうか。
日焼けした皮膚は赤く腫れて、ヒリヒリとして痛くなります。
そして、日焼けした皮膚に触れただけで、まるで傷口に直接触れたような激しい痛みを感じます。
あまりの痛みで、夜眠れないこともあるぐらいです。
これこそが、日焼けによる炎症なのです。
長時間日焼けをしている場合には、急性の皮膚障害を引き起こす場合もあります。
重症化すれば、全身が発熱したり、体のだるさを感じることもあるようです。
そして、全身の皮膚が炎症しているなど最悪の場合には、生命に関わる恐れもあります。
真夏の炎天下の中、対策を何もせず長い間全身の日焼けをすることは、
皮膚の寿命を縮めてるだけではなく、取り返しの付かない状態になってしまうこともあるのです。
皮膚の炎症は、急性の症状が治まれば、3~5日ぐらいで皮が剥けたり、
肌の色が黒くなったりしながら回復していきます。
しかし、以下のことをきちんと頭の中に入れてをおきましょう。
これは脅しなんかではなく、とても大事なことです。
日焼けの代償は、実はたんにその場限りでは終わらないことが恐ろしいのです。
紫外線による皮膚の影響は、長い年月をかけて皮膚の内側に蓄積して、
さまざまな皮膚の障害を起こす要因になり、最悪の場合は皮膚がんの原因になることもあるのです。
紫外線のことをあまり意識せずに日焼けを繰り返していると、
将来思わぬ皮膚障害が起こる危険性があるので、
紫外線のことは絶対にあまく考えないようにしましょう。
日焼けの対処法と重症化の見分け方
上でも書いたように、紫外線による日焼けは皮膚の火傷(やけど)であり、炎症です。
ここで紹介する重症化のひどい日焼けになってしまった場合、自分で何とかしようとはせず、
ちゃんと皮膚科へ行って専門医に診てもらうようにしましょう。
一般的な日焼けの症状の目安で、どのぐらいがひどい状態なのかを紹介していきます。
重症化したひどい状態の日焼けの目安として、皮膚が真っ赤になり、
ヒリヒリとした痛みが1日たってもおさまらないや熱が出て体がだるい、水ぶくれができるなどです。
そして、日焼けした時間の目安としては、
半日以上いきなり日焼けをしてしまった場合は要注意です。
異常がないか、肌をきちんと観察しましょう。
皮膚の中でも特に日焼けを避けたいところは、顔と手の甲です。
特に顔は皮膚がんになりやすい場所でもあるので、将来のことも考え、
ひどいやけどをした場合は皮膚科へ行くことをおススメします。
また、日焼けの面積にも目安があり、身体の皮膚全体の1割(約10%)が日焼けした場合は、
皮膚科へ行って専門医に診てもらうことをおススメします。
皮膚全体の1割(約10%)を簡単に判定する方法があり、専門的には「九の法則」といいます。
簡単に説明すると、体の各パーツの皮膚の面積は、それぞれが約9%であると見なす方法です。
各パーツとは上から順番に、顔(頭)、胸、背中、腹、尻、右手、左手、
右足の表面、右足の裏面、左足の表面、左足の裏面の計11箇所です。
残り1%は陰部です。
これを参考にすれば、だいたいの面積を求めることができます。
たとえば、胸と腹を日焼けしたら、9%×2箇所=18%になります。
ただし、これは大人用です。
参考までに子供の場合は、
頭(顔)20%、胸と腹20%、背中と尻20%、手と足は各10%です。
子供の場合は特に皮膚がデリケートなので、短時間の日焼けでも
激しい炎症になる恐れがあるので気をつけましょう。
水ぶくれができてしまった場合には、
絶対に自分でつぶして何とかしようと思わないでください。
つぶれた穴から細菌が入ってしまい、感染して化膿するなど
さらに症状が悪化してひどくなる場合があります。
ちゃんと皮膚科へ行って水を抜いてもらい、治療してもらうようにしましょう。
重症化してひどい日焼けになってしまった場合、皮膚科の専門医に診てもらうと、
皮膚の腫れを落ち着かせるステロイド軟膏などの外用剤や痛み止めの内服薬、
抗炎症薬などを処方してくれます。
そして、後は徐々に腫れがおさまっていくのを待つましょう。
ここまで重症化することは、ほとんどありませんが
日々の日焼けケアはとっても大切です。
その成分を利用して、年中日焼けしている肌を優しく、保湿し守る。
この気遣いをしているか、していないかで
10年後、20年後のお肌は大きく変わってきますよ!
アロエの果肉をお肌に当て、あのヌルヌルを塗りこむのも
天然の保湿ジェル効果が得られますよ♪