自分には関係ない、感染していない、と他人事に考えてしまうHIV
実は日本での感染者はとても多いのです。

潜伏期間がとても長く、じわじわと進行していくエイズ
気になるけど人には聞けない疑問について解消していきましょう!

HIVとは

2015-12-19b-2

英語でHumanImmunodeficiencyVirusというヒト免疫不全ウイルスのことです。
ヒトの体をさまざまな細菌、カビやウイルスなどの病原体から守る
免疫機能を果たすうえでとても重要な細胞である、
Tリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などに感染するウイルスです。

HIVは大きく分けて、HIV1型とHIV2型があります。

寝汗についてはこちらの記事もご参考に♪

エイズとは?

HIVがTリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などに感染すると、
これらの細胞の中でHIVが増殖します。

このため、免疫に大切なこれらの細胞が体の中から少しずつ減っていき、
普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、いろいろな病気を発症します。
この病気の状態をエイズ(AIDS:AcquiredImmuno-DeficiencySyndrome、後天性免疫不全症候群)と言います。

順を追って説明しますと、HIVは粘膜や傷口から体内に侵入し、
リンパや血液の中でしか大量には増殖できないのでリンパを目指します。
HIVが粘膜や傷口からリンパにたどり着くまで約2週間、長くても1ヶ月ぐらいだとされています。
リンパにたどり着いたHIVは増殖を始めます。

ただ、HIVはリンパの中に侵入できたとしても増殖に失敗することが多く、
多くの場合HIVは増殖に失敗します。
HIVが上手く増殖に成功した場合、リンパの中で急速に増え始め、
この時点で潜伏期間が終わり、HIV感染の初期症状が一部の人にあらわれます。

この頃で感染から3~4週間ぐらいです。初期症状は1~2週間ぐらい続きます。
しかし、急速に増えたHIVは、抗体など体本来の免疫機能により攻撃され、
今度は急速に数を減らすことになり、初期症状もおさまります。

そして、何も症状のでない潜伏期間へと入っていきます。
初期症状がおさまった後、体内のHIVはどんどん減っていき、
感染してから6ヶ月くらいで体内のHIV量は一定のところでとまります。
普通のウイルスだと免疫の働きにより全滅してしまうものが多いのですが、
HIVの場合は完全に消えることはありません。

この潜伏期間は5年~10年くらい続きます。
潜伏期間中は、HIVと免疫による互角の状態がずっと続いていくことになるので、
風邪を引きやすいなどあるかもしれませんが、表面上は健康体に見えます。

しかし、実際のところはHIVが優位なのでHIVは少しずつ数を増やしていき、
身体の免疫は少しずつ数を減らしていきます。

そして、ある時この互角の状態が崩れてしまい、潜伏期間が終わって
急にHIVが数を増やしますが、免疫はほとんど壊滅状態となってしまいます。
この時、体の免疫機能が働かなくなるので、ウイルスや菌から体を守れなくなってしまうのです。

このため、健康な人なら絶対にならないような病気にもなってしまいます。
このときをエイズ発症といいます。

エイズの初期症状とは?

エイズの初期症状に紹介していきます。

熱がでる
解熱剤を飲んでも下がらない微熱が続きます。
血中にウィルスが侵入している状態ですので体が対抗して発熱し、発汗が促進される場合もあります。

喉に痛みを感じる
HIVに感染すると、のどに痛みを感じるようになることがあります

体が痛む
筋肉が痛むようになります。
HIVウイルスがリンパ節に侵入して腫れたり、関節炎を起こす場合もあります。

乾いたようなせきが続く
乾燥したせきが続きます。
通常の風邪と違うところは、抗生物質などの薬や咳止めを飲んでも効果がないということです。

リンパ節が腫れる
HIV感染者の半分以上が初期症状としてリンパ節が腫れています。
主に首、脇の下、そけい部(股関節の前方部)です。
普通では見られないくらい腫れるのが特徴です。

頭痛がする
HIV感染者の2人に1人が慢性的な頭痛がするようになります。

・体重が減っていく
体重が減っていく事はHIV感染者の特徴でもあります。
これは、吐き気、下痢、嘔吐によるもので総体重の10%以上も減少することもあります。

疲れがぬけない
いくら休んでも全く疲れが取れずに慢性的な疲労感がある人が多いです。
HIVが進行してからこの症状が出てくる場合があります。

皮膚に発疹ができる
発疹はHIV感染の代表的な症状の一つです。
感染者の8割以上の人に発疹がでて、赤く腫れてかゆみや皮むけなどが起こります。
性器周辺では水ぶくれになったりすることもあります。

寝汗をかく
夜寝ているときに体温が急に上がったり下がったりします。
そのため、体温を調節する時に、汗を大量にかいてしまい、
目が覚めた時には服が濡れるくらいの事もあります。

口にヘルペスができる
HIV感染をしていなくても口にヘルペスはできるのですが、HIVに感染していると頻繁にできやすくなります。

以上のような症状が代表的なHIV感染の初期症状です。
HIVウィルスに感染してからだいたい2~3週間目くらいで症状が出やすくなりますが、
一番怖いのは感染していてもこれらの症状が出ない人もいるという事です。
心当たりのある方は、必ずエイズ(HIV)の検査を受けるようにしてください。

さいごに

このようなことにならないようパートナーに委ねるのではなく、
自分で自分を守るために避妊具は必ずつけてもらいましょう。
そして、女性だから持ち歩かなくてもいい。ではなく、
もしもに備え、自分でも常に持っているようにしましょう。

ドラッグストアなどで気軽に購入できますが、
恥ずかしい場合はネットショッピングでも購入できます。
配達時も中身が分からないように配慮してくれるので安心です。

『つける』と『つけない』とでは
人生が大きく変わることになるかもしれません。