肌トラブルや体の不調をも引き起こす、つらい便秘。
それだけでなく、吐き気や微熱を引き起こす場合もあるのだとか。
症状の原因や便秘の予防や解消法について調べてみました。
快便で不調知らずの毎日を送りましょう!
便秘の症状
便秘とは、なんとなく便が出ない、
溜まっている感じがするから便秘という人もいるのですが
必ずしもそうとは言い切れないのです。
一般的に便秘とは、「3日以上排便がない状態」のことです。
また、日本内科学会では「3日以上排便がない状態、
または毎日排便があっても残便感がある状態」のことを定義としています。
便秘にもいろいろ種類があり、種類によって原因も違い、対策も少し違ってくるのです。
薬を使う治療法もあれば、食事や生活習慣などの自然療法による治療法もあるのです。
一般的な軽い便秘であれば、安易に薬は使わないほうが良いと考えられているのです。
これは薬に慣れてしまい、薬なしでは便意を感じない体になってしまう恐れがあるからなのです。
ですから、理想的な治療法は生活習慣や食生活の改善による健康的な治療です。
便秘で吐き気が起こる場合
長期間便秘の状態が続くことでイライラやめまい、吐き気などの症状が起こることがあります。
吐き気は、便秘で腸内に便やガスが溜まることで消化液が溜まりやすくなり
この状態が続くことで起こると言われています。
排便中や食事中に吐き気が起こることもあり、場合によっては脂汗が出るほどつらいようです。
食生活の改善や運動など便秘解消の対策を行っても便秘や吐き気の症状がおさまらない場合、
何か病気を併発している恐れもあります。
大腸や直腸などのガン、ポリープ、血圧、アトピー、乳がんなどの病気も考えられるので
このような場合は自己判断や薬に頼るのではなく、病院へ行って診察してもらいましょう。
特に便秘と吐き気と同時に、食欲不振やお腹の張り、肩こりや腰痛、のぼせ、
肌荒れ、不眠、極端な冷えなどの症状がある場合は要注意です。
また、排便するのに異常に時間がかかったりするような場合も気をつけましょう。
たんに便秘による吐き気であれば、便秘を改善させることで自然におさまるのですが、
別の病気も考えられるのです。
便秘で病院に行くのを恥ずかしがらず、早めに専門医に診てもらうことも大事です。
便秘についてはこちらの記事もご参考に♪
便秘で微熱が出る場合
いつもより少しだけ高い熱のことを微熱というのですが、
幼児や子供が便秘になると微熱を出すことが多いと言われています。
そして、便秘が解消すると熱も下がってしまったということも多いようです。
発熱というのは、体がそれを必要としているからなのです。
例えば、風邪などのウイルスは低温での繁殖力が活発なので
人間の体は発熱することでウイルスの繁殖を抑制しているのです。
考えてみれば、風邪のウイルスは本来体に必要のないものです。
便秘で考えてみると、便というある意味体に必要のないものを溜め込んでいるわけです。
ですから、この余計なものを出すために微熱として体が反応しているとも考えられるのです。
子供は大人と比べて微熱がでやすいので、何か他の病気で微熱が出ることもあるでしょう。
便秘で微熱が出ているのか、そうでないのかをちゃんと判断する必要があります。
一概に便秘といっても、その症状はいろいろあり
便秘で発熱する場合もあるということを頭にいれておきましょう。
便秘にならないための対策
便秘にならないための簡単な生活習慣として2つ紹介します。
寝起きの一杯に水を飲む
朝起きたときに水を1杯飲むという方法は、便秘の解消に役に立つと思います。
起きたときに水を飲むと大腸の蠕動運動が活発になり、
便意を感じやすくなると言われています。
しかしながら、冷たい水を飲むと逆にお腹を壊してしまう恐れがあるので
常温の水を飲むことをおススメします。
常温の炭酸水なども良いと思います。
便意を我慢しない
これは特に女性の場合で、便秘の人は便意を我慢する癖が原因である人も多いのです。
慢性的に便意を我慢する癖のある人は、自律神経が麻痺してしまい
便意を感じにくくなってしまっているのです。
便意はとても大事な感覚で、無視したり我慢することは絶対にやめましょう。
今現在、便秘で悩んでいるという人は自分が気づかないうちに
便意を我慢してしまっていないか意識してみてください。
朝は仕事の準備などで忙しく、どうしても便意を無視してしまいやすい時間帯です。
ですが、朝の排便というのはとても健康的な習慣だといえるので
なるべく朝の便意は無視しないようにしましょう。
朝の便意を無視することで、その日1日便意を感じなくなる
と言うことは珍しい事ではないので、気を付けましょう。