雨が続くとなんだか体はだるいし気分もすっきりしません。
雨が強いと外に出る のも面倒で、
家にこもりがちになってしまいさらに気分が沈んでしまいます。

そして、アトピーの悪化と梅雨になんらかの関係があるかもしれません。

アトピーと雨の関係は?

2015-12-01b-2

梅雨時期は、晴れたら暑いのですが、 夜は冷えたりと
雨の日は日中でも肌寒かったりと寒暖の差が激しい季節です。

もしかしたら、体調を崩している方もいるのではないでしょうか。
東洋医学では、暑かったり、寒かったり、雨が多かったり
といったような天気の変化が病気を引き起こすものを「外邪」と言うみたいです。

普段は影響を及ぼすもの ではないのですが、
体力や免疫力が低下しているときは、体内に侵入し体の不調を 引き起こしてしまいます。

外邪には、「風邪」、「寒邪」、「暑邪」、「湿邪」、
「燥邪」、「火邪」があり、 梅雨の時期は、「湿邪」が多くなる季節なのです。

「湿邪」は自然界の湿の性質を持った邪気で、
体内に余分な水分を溜めてしまい、消化器系に悪い影響を与えるとされています。

そのため梅雨の時期は、お腹の張りや胃もたれ、
体のむくみやだるさといったいろいろな症状が出てくるようです。

特にアトピーの方は、
水分を体外に排出する腎臓の機能が低下しているだけでなく、
胃や腸などの消化器系が弱っているので、
梅雨の時期は食事や運動には注意しないといけないと思います。

胃や腸に負担をかけないため、
食事は腹八分を心がけたり、体内の余分な水分を出すために、
ウォーキングして軽く汗を流したりすることも、
アトピーの症状が悪化するのを防いでくれると思います。

アトピーが梅雨に悪化するのは自律神経の乱れが原因?

梅雨の時期は、何らかの慢性疾患を持っている方を始め、
アレルギー疾患はもちろん、アトピーや喘息、
蕁麻疹や意味不明の湿疹が長引くなど様々な症状が出てきます。
そして、症状は悪化する傾向にあるようです。

雨が多いという天気の変化が様々な病気を引き起こしているのですが、
症状が悪化する原因として、気圧や湿度の変化が自律神経
大きな影響を与えているのではないかと考えられています。

天気の重要な要素は気圧があり、
高気圧が覆っている時は「晴れ」、
低気圧の時は「曇り」や「雨」になります。
自律神経は、この気圧に反応して変化していくのです。
雨の日が多い梅雨時期は、低気圧の影響を強く受けることになります。

低気圧の時は「交感神経」と「副交感神経」の2つの自律神経のうち、
“副交感神経”が優位になって働いている状態です。

「交感神経」は、体が活動するために体内環境を調整する神経で、
心臓の拍動や血圧、体温などを上げる働きをしています。

一方の「副交感神経」は、
体をリラックスしている状態に体内環境を調整する神経で、
心臓の鼓動をゆるやかにし、胃や腸の動きを活発にして消化を促します。

さらに、臓器の排泄や分泌能力を高める働きをします。
普通は、この2つの自律神経が一定のリズムでバランスを取り、
体の機能を調整しているのですが、雨の多い梅雨時期は低気圧の影響で、
“副交感神経”が優位に働いてしまうのです。

また、気圧が低下するとヒスタミンという物質が増加します。
ヒスタミンは、外部からの刺激に反応して増加することで、
アトピーや喘息などのアレルギーや炎症を引き起こします。

そして、血管を拡張させる作用や
血管から水分などを周囲の体組織に染み出させる作用があります。

そのため、ヒスタミンが増加すると、まず血管を拡張させます。
血管が拡張することで血液の量が増えますが、
その血液中にはヒスタミンが増加しているため
アレルギー抗原(アレルゲン)に対する過敏性も増してしまっているのです。

そこで、私たちの体は外に抗原を出そうとして、
くしゃみや咳、涙といった分泌物を出します。

この分泌物が増えることで、アレルギー性鼻炎喘息
アトピーといったアレルギー症状として現れるのです。

こうして、血管から水分などを周囲の組織に染み出すことで、
体外に放出し、血圧を急低下させたりもするのです。
さらに「ヒスタミン」には、神経伝達物質として交感神経を刺激する作用もあるのです。

こちらの記事でもアトピーについて詳しく説明しています。

アレルギーを抑える食べ物はある?

簡単に摂取できる方法ものとして
こちらの、べにふうき茶という物が
ヒスタミンを抑える効果があります。

花粉症対策として利用している人もいるそうです。

そのため、低気圧で副交感神経が優位になっているところに、
ヒスタミンの作用で交感神経へ逆の指令も出るので、
気圧の低下に合わせてバランスがとれるまで、体は混乱してしまうのです。

梅雨の時期は、体がうまくバランスを取れず、
パニック状態になっているため、
アトピーも含め様々な症状が悪化してしまう傾向にあるのです。

アトピーに関してもう一つ付け加えるのであれば、
梅雨の時期は汗をかきにくいということも
アトピーの症状が悪化してしまう原因の一つであるのかもしれません。

夏の暑い日はダラダラと汗をかきますが、
梅雨のジメジメとした暑い日は汗はかくが少しだけで、
夏のように多く汗を出すことはほとんどないと思います。

汗の役割は、“体温を一定に保つこと”で、
水分とともに体内の老廃物を排出する役割もあります。

汗は蒸発することで、体から熱を奪って体温を下げるようとしますが、
湿度が高い梅雨時期は空気中に水分が多く含まれているため、汗を蒸発しにくくなります。

汗をかかない上に、体から熱を逃がすことができない梅雨の時期は、
どうしても体 が蒸し暑く感じてしまうのです。

そのため、発汗作用が抑えられてしまった状態、
つまり体内に老廃物が溜まってしまい外に出ることができない状態であるといえ ます。

その結果、体内の老廃物を
汗という形で出すことができないと体が判断してしまい、
排泄機能が正常に働いていないアトピーの方は、
皮膚から老廃物を排泄してしまうことになります。

これがアトピー悪化の原因の1つではないかと思います。
「梅雨のアトピー悪化」に関して、
いろいろと書きましたが、原因はこれだけではありません。

アトピーの症状は、ただ1つではなく、
様々な要因が絡みあって発症します。
それだけは、誤解しないようにお願いします。