アデノウイルスインフルエンザの次に検出率が高いウイルスです。
インフルエンザのわかりやすい症状に対し、アデノウイルスの症状は人様々です。

そして、悪化すると肺炎などの病気を引き起こしてしまうのです。
そんなアデノウイルスの原因や症状、悪化した場合について詳しく調べてみました。

アデノウイルスとは

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アデノウイルスとは、一般的にはあまり知られていないウイルスなのですが
インフルエンザウイルスの次に人の体から検出される割合が高いウィルスです。

インフルエンザウイルスは冬に流行し、症状も高熱や関節痛、体のだるさなどが特徴です。
これに対して、アデノウイルス感染症は特に季節性はなく
症状も軽い風邪ようなものから重症の扁桃腺炎や肺炎、
さらに結膜炎や嘔吐下痢症など感染する人によって症状も違ってくるのです。

また、扁桃炎や結膜炎などは症状がとてもつらく細菌感染によるものと見分けがつかない場合があるので要注意です。
普通、細菌性のものには抗生物質が効くのですが<アデノウイルスは抗生物質が効かないため
治療していても熱が下がらないことがよくあるのです。

ですが、最近は綿棒でのどの浸出液や便を調べることによって
外来で簡単にアデノウイルスの感染だと診断することができるようになっているそうです。
「アデノ」とは扁桃腺やリンパ節を意味し、アデノウィルスは名前の通り、
扁桃腺やリンパ節の中に隠れて増えるのです。

人に感染するアデノウイルスは、今49種類確認されており
最近ではどの種類がどんな病気を起こすのか、少しずつ判明してきています。

アデノウィルス感染症の症状

アデノウイルスはさまざまな病気を引き起こします。
潜伏期間は5~7日ぐらいで、感染経路は便や飛沫などです。

乳幼児は特に免疫がつきにくいので、何回も感染してしまうこともあるのです。

アデノウィルスが引き起こす病気

気管支炎

熱や鼻水、咳、のどの痛みなど風邪のような症状でまれに高熱や悪寒、
頭痛、筋肉痛などの インフルエンザのような症状を引き起こす場合もあります 。

肺炎

アデノウイルス7型は、重症の肺炎を起こすことが確認されています。
5歳以下の乳幼児が感染することが多く、合併症として髄膜炎や脳炎、
心筋炎などが起こる危険性があるので要注意です。

扁桃腺炎

扁桃腺に膿がついて、高熱が3~7日間続いてのどが痛みます。

咽頭結膜熱(プール熱)

主にアデノウイルス3型が引き起こすこと確認されています。
高熱が3~7日ぐらい続いて、扁桃腺が腫れてのどが痛みます。
両目または片目が真っ赤に充血し、目やにが出ます。

夏場にプールを介して流行することから、プール熱とも呼ばれているのですが
プール以外でも飛沫や糞便によって感染してしまいます。

流行性角結膜炎

主にアデノウイルス8型が引き起こすと言われています。
目が赤く充血し、目やにが出るのですが 咽頭結膜熱のように高い熱はなく、
のどの腫れや痛みもあまりないです。

胃腸炎(嘔吐下痢症)

乳幼児の嘔吐下痢症の原因となり、
アデノウイルスによる腸炎は腸重積を引き起こす原因になりやすいのです。

出血性膀胱炎

主にアデノウイルス11型が起こす言われており、
排尿時に痛みがあり真っ赤な血尿が出ます。

無菌性髄膜炎

他のウイルスによる髄膜炎と同じく、発熱や嘔吐、頭痛が主な症状です。

アデノウイルス感染症の治療

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アデノウイルス感染症の治療に対して、ウイルスを殺す薬というのはなく
細菌の混合感染を防ぐということから抗生剤を使う場合や、
脱水症状に対しての対症療法しかないのが今の現状です。

重症化以外の場合、 時間が経つことで自然治癒していくであろうということがわかってきたのです。
重症化した場合、 ステロイドやガンマグロブリン(ヒト免疫グロブリン)が効くことがあるときもあります。

しかし、 多くの場合体の中でウイルスに対する抗体ができるまで待つしかないとも言われています。
高熱で痛みのある時などであれば、解熱鎮痛剤の内服や坐薬なども用いられます。
この他の症状で眼の痛みや充血が激しいときは、細菌などによる
二次感染を予防する抗生剤や炎症を抑える目的として抗炎症剤の目薬を使われます。

脱水症状に食欲低下といった症状のときには、点滴で対処します。
そして、アデノウイルス感染症の予防対策としては家庭内において
タオルや食器などの共有を控えるようにし、別々のものを使うようにしましょう。
アデノウイルスは唾液や鼻水、涙などでも感染するので同じ鍋や大皿を
皆で食べるのを控えることも予防対策の1つになります。

また、これ以外にも残り物を食べるなど、同じコップを使うのも控えましょう。

アデノウイルスは55℃の温度で30分間で失活する特徴があるので、
消毒としてキッチンハイターへ2時間ぐらい浸けおくこともおススメです。

1度発症すると、高熱が出たり、下がったりという状態が5日ぐらい続きます。
熱が下がっているときは元気だと思うので、その間にシャワーを浴びたり
栄養のあるものを食べるようにしましょう。

注意点としては、お風呂に入る時は必ず1番最後に入るようにしましょう。